◆最終回セルフメイク完成

 Mさんは介護の関係で月一回ペースで間隔の空いたレッスンでしたが、自主練を頑張ってセルフメイクがここまで上達。

画像8_Mさん_最終回
最終回セルフメイク完成
 メイクはデッサンなどと同じで、練習を繰り返すことで必ず上達します。「私は不器用だから」と諦めないで。美しいメイクの技術は練習の数に正比例します。

 どんどん上達するMさんへ、すごく変わったと思うけど誰かに気づかれたりしないかとお聞きしたら、「実は彼に聞いてみたんです、メイク変えたんだけど気づいてる?って。そうしたら、“本当はこういうことあまり言わないんだけど、控えめに言ってすごくいい!”、と褒めてくれました!」とのこと。照れ屋さんの彼からそんなふうに言ってもらえると、これはモチベーションがさらに爆上がりですね!

◆年齢を重ねても、自分をもっと好きになれる

 また最後にMさんがおっしゃった以下のような言葉がとても印象的でした。

「でもね先生、人に気づいてもらうことよりも、自分がメイクが楽しくて仕方ないのが1番の収穫です。何もない日でも自分のためにメイクしよう、自分の顔まだイケる!って心から思えるようになったことが1番嬉しいです。メイクを通じて朝からご機嫌な気持ちで生活できること、年齢を重ねても自分をもっと好きになれる可能性があることを知れて良かったです。」

 レッスンにはMさんと同じく60代の方も多くいらっしゃいますが、「今まで自分に構うことをせずに、仕事に子育てに奮闘して気づいたらあっという間にもう還暦。今まで頑張ってきたんだし、これからはちょっとくらい自分に手をかけてあげてもいいんじゃないかなって」そんなお話をお聞きします。

 毎朝の自分に「うん、今日もキレイ! 頑張ろう!」そう思える人が増えたら、どんどん明るく活力溢れる世の中になるんじゃないかなと、メイクを通してみなさんにキレイをもっと楽しんでもらいたいと心から願っています。