このように、お肌に悪影響が与えられてしまうのです。

◆腸内環境の悪化による具体的なお肌への影響

腸内環境が悪くなると、それにともなってバリア機能が弱くなってしまいます。ですので、普段から腸活をして腸内環境を良い状態に維持することが重要です。では、「腸-皮膚軸」により、具体的にどのような影響が懸念されているのでしょうか?

特に以下の症状は、腸内環境の悪化によりリスクが増えると考えられています。

・ニキビ

・吹き出物

・アトピー性皮膚炎

・乾癬(かんせん)(編集部注:皮膚の炎症が慢性的に起こる病気のこと)

もちろん、お肌の状態は、遺伝や環境の影響も大きく受けます。ですので、腸だけが問題ではないのですが、一度「腸内環境が悪くなっているのかも……」と疑ってみる価値はありそうです。

◆腸からお肌をキレイにする方法

お伝えした通り、お肌をキレイにするためには、腸内環境に注目することも大切です。ここからは「腸からお肌をキレイにする」ための、具体的な方法を見ていきましょう! 主に3つがあります。

① スキンケア製品を見直す

② 美腸&美肌に良い食材を意識する

③ 朝に外を1分散歩する

スキンケアを見直す女性
まずは、普段お使いになっているスキンケア製品を見直してみましょう。当然ですが、お肌にとっては外側からの影響も大きいです。特に見逃しがちなのが、香料です。スキンケア製品は、使い勝手が良いように香料が使用されていることが多いですよね。

しかし、香料は、お肌の細菌にとってあまりよいモノではありません……! できれば、香料が入っていない製品を使うようにしましょう。

◆美腸&美肌に良い3つの食材

腸内環境を整えながら、お肌にも良い効果を与える食材がいくつかあります。今回は、特におすすめの3つをご紹介しますね。

① 生芋こんにゃく

ざる上の生芋こんにゃく
② パイナップル

皿に盛られたパイナップル
③ 米麹甘酒

米こうじと甘酒
これらの食材は、腸内環境を改善しながら、お肌にも良い効果があると確認されています。たとえば、生芋こんにゃくには「セラミド」と呼ばれる成分が豊富に入っています。セラミドは、化粧品にも配合されている成分の1つですが、口から摂取することでも効果があるのです(※2)。