そんな話に見えたね、今日のやつは。

 だってさ、普通に考えて、万博での記念写真を見せようというシーンなら当時の写真に若き日の永吉とウエイトレスを合成して、それらしいのを作るでしょう。それを「手抜きだろ」って指摘するだけだと文字数が足りなくなるのでね、もしあの写真に2人が写っていないことに意味があるとしたら、こういう感じの話しかないと思うんだよな。これだと、ばあばが結さんに岐阜の話をしたあたりがモヤるんだけど、まあそんなの書き換えればいいっぺ!

 そういうわけでNHK朝の連続テレビ小説『おむすび』第104回、振り返りましょう。

完全に下僕……

 ここまでは全部冗談なのでいったん忘れるとして、結さんあなた、味噌汁作りを柿沼に丸投げしてデスクでほかの仕事してましたね? 「米田さん、お味噌汁できました」ってやってきた衛生服の方、もう完全に下僕じゃんね。公式ホームページの今日のあらすじ紹介、見ました?

「病院で働く結(橋本環奈)は、重症妊娠悪阻で入院している妊婦の食欲不振をどうにかしようと、特製の味噌汁作りに挑戦する。」って書いてあるのよ。

 挑戦してねーじゃん。挑戦したのは柿沼じゃん。患者に感謝されてもさ、せめて「ううん、私は伝えただけ、この病院にはすごい栄養士さんがいて、患者さんの好みに合わせて完璧な味を調合できるのよ」くらい言えってんですよ。もうあからさまに手柄を横取りするのがクセになってるんだよな。この人のこういうとこ、ホント嫌いっス。

「でも、なんでうちはそこまで人助けするんだろう」じゃねーよバーカ。おまえ翔也(佐野勇斗)が肩(以下略)。

 あと、なんだかんだ言って聖人が永吉の髪を切るシーンはめっちゃよかったな。とにかく、2人とも顔がすごいよ。ちゃんとそういう顔になってる。願わくば、聖人が初めて翔也の髪を切ったシーンもこんな感じであってほしかったんだよな。カツラをちょちょっと触っただけだったもんなー、残念です。