JR西日本京都SC開発とティファナ・ドットコムは、京都駅直結の商業施設「京都ポルタ」に自己学習機能を有する、メンテナンス不要のAIインフォメーションサービス「AIさくらさん」を新規導入する。
3月28日(金)に稼働予定だ。
「AIさくらさん」の導入背景
京都ポルタのインフォメーションには、施設情報のみならず、駅周辺や京都観光に関する事柄など多種多様な多くの問い合わせが寄せられているという。
今年は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)開催に伴い、国内外問わず多くの人が京都駅を利用して万博会場に向かうことが予想される。京都ポルタでも更なる来館者の増加を念頭に置き、インフォメーション拠点の強化と利用者の利便性向上、ならびに業務自動化・生産性向上の実現のための取り組みとして、「AIさくらさん」の導入を決定したという。
また、京都市観光協会との連携により、ポルタに設置した「AIさくらさん」では、京都観光に関する案内にも対応。持続可能な観光を進めていくための情報発信も行い、地域社会の観光課題解決も推進する。
なお、JR西日本京都SC開発は、利用者へのAIインフォメーションサービスの提供、ティファナ・ドットコムは、AIインフォメーションサービスの開発、京都市観光協会は、観光データの提供(協力)を行っている。
インバウンドの利用者にも正確な案内を提供
「AIさくらさん」の設置場所は、京都ポルタ駅前地下街西エリア南通りで、地図中央の赤枠内だ。
「AIさくらさん」は、利用者の音声を認識し、音声での質問に音声で回答するアバター接客だけでなく、タッチディスプレイ型サイネージでの案内情報の表示も可能。京都ポルタの施設、京都観光に関する案内も行う。
また、観光案内時には、問い合わせに対する回答に加えて、京都市観光協会が提供する「観光快適度マップ」のデータをもとに比較的混雑していないおすすめの日時や観光地の情報も紹介する。