<プロフィール>
後藤まりこ
2003年に結成したバンド「ミドリ」でボーカルとギターを担当する。2007年メジャーデビュー。現在は「DJ後藤まりこ」「後藤まりこアコースティックviolencePOP」名義で音楽活動をしながら、楽曲提供をするなど活動の幅を広げている。俳優としてはロックミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」にて森山未來と共演する他、ドラマや映画でも唯一無二の存在感を放っている。

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高校時代はジャニス・ジョプリンとあぶらだこにドハマリした

──どういう経緯で映画『ボールド アズ、君。』にご出演することになったのでしょうか。

後藤まりこ(以下、後藤) 岡本崇監督の長編映画デビュー作『ディスコーズハイ』(2022)に出演させていただいて、その流れでオファーをいただきました。前回は僕の音楽を聴いてくださって声をかけてくださったんですが、今回の『ボールド アズ、君。』では絶対にライブシーンを撮りたいと仰ってくれました。岡本監督は映画の人であり音楽の人でもあると思います。

──岡本監督自身、音楽活動を行う一方で、数多くのMV制作を行っていますからね。岡本監督の印象はいかがですか?

後藤 とても丁寧な方ですし、脚本や完成した映画を観ると、言いたいことがいっぱいあるんやろうなというのが、現場の雰囲気なども含めて感じました。映画のワチャワチャとした雰囲気が、岡本監督らしいんですよね。

──『ボールド アズ、君。』は岡本監督の「音楽や映画の作者の意図には関係なく救われた」という自分の経験を元に、“勝手に救われよう”をテーマに掲げています。