◆男性にだけ多くを求めるのは虫がいい話

薫子さんは、男性が全額負担しなかった点について「ありえない」と言うのですが、そんな彼女は、結婚したら育児や家事は男性も一緒にやってもらいたいと思っています。

さらに家賃や生活費については、「男性の方が稼ぎが多いのだから男性が全部負担してほしい」とのことでした。

家事や育児は2人でやるべきだけど、お金は男性だけが出せというのは、さすがに虫がいい話ではないでしょうか。

◆固定観念を取り除き、2人だけの在り方を見つけて

夫婦においてお互いが結婚生活にかける労力は、妻と夫できっかり50:50でいるのは難しいと思います。30:70になることや90:10になることだってあり、その都度どちらかの不満が募るかもしれません。しかし、その流動的な割合をどうやって帳尻合わせするかが、結婚の醍醐味だと感じます。

家事を分担するカップル
女性だから、男性だから、妻だから、夫だからという固定観念に縛られるのではなく、夫婦で2人だけの基準を見つけられるといいのかもしれません。

<文/田中亜依>

【田中亜依】

恋愛・婚活コンサルタント、デートコーチ。婚活歴10年、婚活に700万円を投資。マッチングアプリ、結婚相談所、合コンで600人以上の男性と出会い結婚。この経験を生かし、国内最大手結婚相談所にて「また会いたくなるデート方法」などのセミナー講師として活動。公式ホームページ/Twitter:@date_coach_ai/Instagram:@ai_tanaka1019