2007年にデビューし、連続テレビ小説『おひさま』、大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』、ドラマ『俺の家の話』『ダブル』、映画『ふがいない僕は空を見た』『アンフェア the end』『LOVE LIFE』など、多くの作品で独自の存在感を放っている永山絢斗さん(33)。

本作が撮られた京都松竹撮影所を「特別な場所」と語る永山さんに話を聞きました。また、話を伺ううち、ネガティブな方向からのほうが自分に火をつけやすいという永山さんの性格も伝わってきました。
◆三男坊らしさは自然に出るかなと
――本作のオファーを聞いていかがでしたか?

――平太郎は三男坊ですが、永山さんご自身も三男坊ですよね。
永山「はい。なのであまり考えないで演じれば三男坊らしさは自然と出るんじゃないかとは思いました。静河さんも3番目なんです。末っ子同士です」
――自分は末っ子だなと感じるときはありますか? もしくは周囲から言われたり。
永山「言われますね。『甘やかされて、可愛がられてきたんでしょ』とか。『なにがすか?』とか返しちゃうんですけど、たぶんそういう感じを言われているんでしょうね(笑)」