Naoyaさん「僕は論理性への追求と感情のコントロールがしにくいという点で、問題児と思われていました。親からすると、すぐ喧嘩はするし、注意すると訳のわからないことを言うし、協調性はないし、論理的な言い訳は多いしで、理解できないことをやる子って感じだったと聞いています。ただ僕自身は、自己肯定感は高くはなかったですが、自分を卑下することもありませんでした。むしろ、『周りはなんで論理的に納得しないんだろうな』って思ってました。傲慢に聞こえるかもしれませんが、『いつも周りが間違っている』くらいに感じていましたね」
◆大人になって「周りが自分に合ってきた」

Naoyaさん「正直今でも、自分の中では論理性を重視しすぎているので、感情とのバランスが取れているとは思っていません。ただ子どもの頃は、今よりずっと野性的な要素が強かったとは思います。大人になった現在は、自分が落ち着いたというよりも、周りが自分に合ってきた、といった方がしっくり来ます。
また、自分に合う環境を選んできたことで、結果的に論理性を重視するようなコミュニティにいることが増えてきて、僕の意見も受け入れられやすくなったという感じです。僕は今、南アフリカで生活していますが、ここは日本とは異なる文化や習慣があり、非合理的に感じる場面はあります。そこに無理やり合わせたりはしないので、やっぱり僕自身が変わったわけじゃないのかなと思いますね」
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こうした性格が「周りと違うな」と感じたのはいつ頃か聞くと、2人とも「物心ついた頃からあった」と言います。些細なリアクションの違いなどが積み重なり、だんだんとその違和感は大きくなっていったとか。