Maiさん「私は好奇心旺盛な性格だったので、自分で企画を立てて実行するのが好きでした。ちょっと変わっているかもしれませんが、小学低学年の頃から『教育』が好きだったのを覚えています。自分から育児書を読み、4歳下の弟に『あんな経験をさせてあげたいな』みたいなことを考えていたんです。例えば、書籍に『子どもの野外活動が大事』と書かれていたので、2時間ほどの遠足を計画し、弟と一緒に町内を巡るイベントを実行したこともありましたね」

Naoyaさん「僕は、段ボールや牛乳パックで工作をする造形教室に通っていたのを覚えています。あとはポケモンカードと『名探偵コナン』が大好きな子どもでした。『名探偵コナン』は今でも好きなんですが、子どもの頃は科学捜査への興味が派生して、科学雑誌などを読み耽るようになりました」

◆親からみたギフテッドな我が子、やっぱり大変?

Maiさん
Maiさん
 お二人とも、かなり「好き」が早い段階から確立されている印象ですが、親からはどう思われていたかは、聞いたことがありますか?

Maiさん「親からは、『自分の意志があって頑固だね』とは言われていました。こうと決めたら、絶対に曲げない子どもだったので。

学力に関しては、私は小学生の頃、学校で知能テストを受ける機会があったのですが、結果は学校内で1位だったそうです。あと、通っていた公文式の教室では、入会数ヶ月で1500枚以上のプリントをこなし、3学年以上先の教材まで進んだ記憶があります。そういう意味で勉強ができる子、という認識は親の中にはあったかなと。

でも、低学年時の担任からすると、私に勉強ができる印象はなかったようです。というのも、1~2年生の頃は席替えで必ず一番前にされていたんですよ。後から親に聞いたら、どうも私は、いつもぼーっとしているように見られていたそうです。何か考え事をしていると、他人からは極端にぼーっとしているように見えていたのかもしれません」