14位:十和田市現代美術館(青森県)
アートによる街づくりプロジェクト「Arts Towada」計画の拠点として2008年にオープンしました。奈良美智や草間彌生、オノ・ヨーコ、山本修路など世界で活躍するアーティストの作品が、美術館の中だけでなく、敷地内のいたるところに展示されています。
とくに目を引くのが、美術館の入り口に展示されている、韓国のチェ・ジョンファによる作品「フラワー・ホース」。色鮮やかな花々があしらわれた、全長5.5mの巨大な作品です。
15位:上野の森美術館(東京都)
財団法人日本美術協会が設置する私立美術館として、1972年(昭和47年)に上野恩賜公園内に開館しました。常設展示は行っていませんが、毎年開催している美術館主催の現代美術展(VOCA展)や、画壇への登竜門として定評のある公募展「上野の森美術館大賞展」など独創的な展覧会が話題を呼んでいます。近年では2018年10月5日~2019年2月3日まで、日本美術展史上で最大の「フェルメール展」を開催し、行列ができるほどの人気で話題となりました。
館内には「上野の森美術館」のオリジナルグッズが揃うミュージアムショップや、カフェ「Cafe MORI」があります。
16位:三菱一号館美術館(東京都)
1894年(明治27年)に建てられた洋風事務所建築「三菱一号館」を復元した雰囲気のある赤レンガの建物を利用して、2010年(平成22年)に開館しました。建物と同時代の19世紀末西洋美術を中心に所蔵し、19世紀後半~20世紀前半の近代美術をテーマにした企画展を年3回開催しています。
館内にはミュージアムショップ「Store1894」やミュージアムカフェ「Cafe1894」があり、カフェでは展覧会とタイアップしたメニューがいただけます。
17位:MOA美術館(静岡)
熱海の街を見下ろす高台に位置し、尾形光琳の最高傑作とされる国宝『紅白梅図屏風』を含む約3,500点の収蔵品を誇る美術館。2017年2月5日にリニューアルオープンし、ガラス張りのメインロビーやムア広場からは海に浮かぶ初島などの絶景を眺められます。日本庭園「茶の庭」にはお食事どころもあり、地産地消にこだわった目にも美しい和食の花御膳をいただくことができます。
18位:富山市ガラス美術館(富山県)
TOYAMAキラリ内に平成27年(2015年)に開館しました。世界的な建築家である隈研吾氏が設計した、木のあたたかみを感じる館内は、2~6階まで吹き抜けでとても開放的。現代ガラス美術の第一人者であるデイル・チフーリ氏の工房が制作する芸術作品や、日本を代表するガラス作家の作品を展示し、2階にはミュージアムショップや和カフェも併設します。
19位:美ヶ原高原美術館(長野県)
箱根にある「彫刻の森美術館」の姉妹館で、標高2,000mのゆるやかな丘陵地に、350点あまりの現代彫刻を常設展示しています。北アルプスなど雄大な景色を360度の眺望で見渡す高原では、彫刻作品だけでなく、200種類以上もの高山植物も楽しむことができます。屋外展示場のほか、室内展示場もあり、さまざまなアート作品を堪能できます。
20位:横浜美術館(神奈川県)
1989年に開館した「横浜美術館」は、石造りのシンメトリーな外観と、開放的な吹き抜けが特徴の美術館です。内部には7つの展示室、11万冊以上の蔵書を誇る美術情報センターをはじめ、様々なワークショップを行うアトリエなどがあります。
未就学児から12歳までの児童を対象とした「子どものアトリエ」があるのも見どころの一つ。子ども向けの創作イベント、美術鑑賞イベントも行われており、なかなか参加できないほどの人気ぶりです。
展覧会に合わせた特別メニューも提供する「Café小倉山」やレストランも併設されているので、みなとみらいの喧騒を離れてゆっくりしたいという方にもおすすめです。
21位:ポーラ美術館(神奈川県)
ポーラ・オルビスグループのオーナーであった鈴木常司氏のコレクションを展示する私立美術館。モネやセザンヌなど印象派の西洋絵画を中心に約9,500点を収蔵します。2013年には全長670mの「森の遊歩道」がオープンし、自然のなかの散歩が気持ちいい。館内には大きな窓から箱根の山々を望むレストランや、森のなかにいるかのような清々しいカフェもあります。