女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「恋愛」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2023年2月17日 記事は取材時の状況)

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 都会で一人暮らしをしていたらご近所付き合いはほとんどないですよね。お隣さんの名前すら知らないことも珍しくはありません。今回は、そんなご近所付き合いで、地方出身者の女性が、やらかしてしまったエピソードを紹介します。

◆隣に越してきた中年サラリーマン

 今回お話を聞いたのは、フリーでイラストレーターをしている宮田早希さん(仮名・28歳)。都心から40分ほどのところにある郊外のマンションに住んでいます。最近、そんな早希さんの隣の部屋にSさんという男性が越してきたのだそうです。

隣に越してきた中年サラリーマン
写真はイメージです。(以下同じ)
「引っ越しの翌日、Sさんは菓子折りを持って挨拶に来ました。出勤前だったのか、ビシッとスーツを着ていて、とても感じのいい印象でした。以前は家族と一緒に転勤していたそうなんですが、近頃はもっぱら単身での異動らしく、私も普段は家で仕事をしていることや、何かわからないことがあれば遠慮なく聞いてほしいなど、なんかペラペラ話したのを覚えています」

 ただ、その日以降早希さんはSさんが女性と一緒に帰宅する光景を幾度となく目撃していたそうです。相手の女性もスーツを着た上品な感じで、いつも近所のスーパーの袋を両手いっぱいに持って、楽しそうに話しながら自宅に入っていくと言います。

「単身赴任って聞いてはいたんですけど、あの女性は奥さんで、たぶん赴任直後だったので奥さんも何かと心配で最初だけ付いて来ていたんだと思いました」

◆言わなきゃよかったと後悔

ご近所
 そんなある日、早希さんは学生時代の友人と久々に食事に出かけ終電で帰宅したとき、Sさん宅の玄関先で中年女性が立っているのが目にとまりました。少し酔っていた早希さんは、てっきりSさんの奥さんだと思い「こんばんは。隣の宮田です。今日はお一人なんですか?」と挨拶をしたそうです。