ほとんどの麺類が150円以下に抑えられる!

そのほかの麺類も検証していきましょう。まずは、そば・うどんから。それぞれ500グラムで300円の乾麺を使ったたぬきそば、3食分で200円の冷凍うどんを使ったきつねうどんを例にとって考えてみましょう。

たぬきそば

  • そば(乾麺) 100グラム 60円 350キロカロリー
  • 天かす15グラム 22円 30キロカロリー
  • めんつゆ70ml 20円 80キロカロリー
  • 長ねぎ1/4本 20円 5キロカロリー

合計122円 465キロカロリー

きつねうどん

  • うどん(冷凍) 1人前 66円 258キロカロリー
  • 油揚げ1枚 33円 116キロカロリー
  • めんつゆ70ml 20円 80キロカロリー
  • 長ねぎ1/4本 20円 5キロカロリー

合計139円 459キロカロリー

こちらも安値を目指すならば、かなりコストが抑えられることがわかりました。量的に物足りなければ麺を増やしたり、卵やわかめなどのトッピングを追加したり、アレンジがきくのもそば・うどんの魅力です。

また、焼きそばとインスタントラーメンも自炊メシの定番です。ここでは、おなじみの「マルちゃん 焼そば 3人前」(約180円)と、「サッポロ一番 塩らーめん」の5食パック(約400円)をチョイスします。

焼きそば

  • 麺&ソース1人前 60円 274キロカロリー
  • 豚肉こま切れ30グラム 36円 70キロカロリー
  • キャベツ100グラム 25円 23キロカロリー
  • もやし100グラム 15円 12キロカロリー

合計136円 379キロカロリー(油を除く)

インスタントラーメン

  • 麺+スープ1人前 80円 455キロカロリー
  • 卵1個 20円 96キロカロリー
  • キャベツ100グラム 25円 23キロカロリー
  • もやし100グラム 15円 12キロカロリー

合計140円 586キロカロリー

それぞれ最低限のトッピングかもしれませんが、そば・うどん・焼きそば・ラーメンのいずれも150円に満たない金額で1食分の食事が完成します。ペペロンチーノにはわずかに及びませんが、いずれも十分に“コスパ飯”のレベルに達しているといってもいいのではないでしょうか。

食事をする上で、コスパよりも大切なことも

もちろん、パスタを含めて今回あげたすべての料理は、改善の余地をたくさん残しています。だからこそ、パスタの相対的な完成度・満足度の高さが際立つのでしょう。

空腹加減によって茹でる量も自由自在であるほか、塩、トマト、クリーム、和風など、味のバリエーションもつけやすく、野菜や肉も混ぜやすい。そしてタバスコやパルメザンチーズ、バジル、胡椒などによる事後的なアレンジも容易です。

「安価であるか否か」と同時に、「どれくらいの幸福感をもたらしてくれる食事なのか」という観点から考えれば、パスタが自炊をする人々を魅了してやまない理由がよくわかります。

今回のように「徹底して“お金”を基準にものごとを考察する」という試みは、むしろそれ以外の魅力に目を向け、より深く理解するためにも役立ってくれるのかもしれませんね。

提供・UpU

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