ケイティ・ペリー(左)、テイラー・スウィフト(右) Michael Mattes, Tinseltown / Shutterstock.com
ケイティ・ペリーが、自身の新しいツアー「Lifetimes Tour」のチケット販売不振に直面し、長年のライバルであり、現在は友人であるテイラー・スウィフトにアドバイスとサポートを求めていることが明らかになった。
チケット販売不振に苦戦
The U.S. SUNが関係者への取材を元に伝えたところによると、ケイティ・ペリーは、来年からスタートする予定の「Lifetimes Tour」(全83公演)のチケット販売が伸び悩んでいることに不安を抱いているという。
2月には、現在も数千枚のチケットが売れ残っており、彼女のチームはツアー成功のために策を講じている、と報道された。
そんな中、テイラー・スウィフトの「Eras Tour」が歴史的な大成功を収めたことに注目し、ケイティ・ペリーは彼女に助言を求めることを決意したようだ。
かつてのライバルから頼れる存在へ
ケイティ・ペリーとテイラー・スウィフトは、かつて音楽業界でも有名な確執を抱えていた。2人の関係が悪化したきっかけは2014年、テイラー・スウィフトがケイティ・ペリーを「アリーナツアーを妨害しようとした」と非難したことだった。
当時、テイラー・スウィフトはワールドツアーを行っていたが、その最中に彼女のバックダンサー数名が突然ツアーを離れ、ケイティ・ペリーのツアーに参加した。テイラー・スウィフトはこれを「意図的な妨害」と受け取り、後にリリースされた楽曲「Bad Blood」でケイティ・ペリーとの確執を示唆したのだ。
一方のケイティ・ペリーも黙ってはいなかった。テイラー・スウィフトの発言を受け、「羊の皮をかぶったレジーナ・ジョージには気をつけて」とツイートし、映画『ミーン・ガールズ』の悪役レジーナ・ジョージになぞらえてテイラー・スウィフトを批判。さらに2017年には「Swish Swish」という楽曲を発表し、テイラー・スウィフトへの反撃とみられる歌詞が話題となった。
この対立は数年にわたり続いたが、2018年、ケイティ・ペリーがテイラー・スウィフトにオリーブの枝と手書きの手紙を送ったことで、関係は修復に向かった。2019年には、ケイティ・ペリーが『エレンの部屋(The Ellen DeGeneres Show)』に出演し、「私たちは和解したし、私は赦しや和解の大切さを伝えたい」と語った。さらに、2020年にはテイラー・スウィフトがケイティ・ペリーの娘デイジーの誕生祝いにプレゼントを贈るなど、2人は良好な関係を築き直していった。