年末年始は、実家で家族や親戚とゆっくり過ごしたいと考える人も多いでしょう。しかし、実家の部屋数に限りがある場合、大勢で泊まるのが難しいこともあります。

◆コロナ禍を機に離婚し、実家へ出戻り

そんな生活が続いた後に、社内命令でホテル暮らしになった夫。智子さんはそれから1年以上も夫のいない家で1人、待ち続けていたといいます。
「最初は頻繁に連絡を取り合っていた夫とも、次第にやりとりが減っていきました。気づけば、いつかは子どもがほしいという思いが強くなり、焦りを感じるようになりました。35歳の誕生日が近づく中で、このままでは子どもを持つことが難しくなるかもしれないと考え、夫に相談してみましたが、夫は仕事で忙しく、私の話に耳を傾ける余裕がない様子でした」
夫の態度をきっかけに、次第に夫への気持ちが冷めていった智子さんは、最終的に離婚を決断しました。
「離婚の話を切り出しても、夫は特に反論することもなく、あっさりと受け入れていました。その姿を見て、私も未練が完全になくなりましたね。離婚後に夫と会ったのは、2人で住んでいたマンションを引き払った日だけでした」
◆母の一言に耳を疑った
