ここ数年でよく目や耳にするようになった「フェムケア」。feminine(女性の)とcare(ケア)を組み合わせた造語で、本来は女性特有の身体の悩みを解決するためのケアのことをいいますが、中でもデリケートゾーンのケアを指すことが多いようです。
マツキヨココカラ&カンパニーが昨年、全国700名の女性を対象に行った「女性のフェムケアに関する意識調査」で、VIOゾーンに関する悩みはあるか聞いたところ、「頻繁にある」「たまにある」「以前は悩みがあったが、現在はない」と回答した人は7割(72.7%)にものぼりました。
程度の差はあれ、大半の女性が何かしらの「デリケートゾーンの悩み」を抱えていることがわかります。皆さんはデリケートゾーンのケア、できていますか?
◆悩みがあっても「何もしていない」女性も多い
VIOゾーンに関する悩みがあると答えた人に、その悩みにどう対処しているか尋ねると「何も対処していない」と回答した人が4割(40.9%)。また、VIO関連の商品やサービスを利用したことがあるかの質問には、9割以上(92.1%)が「利用したことがない」と回答しました。
悩んではいるものの、どんなケアをしたら良いのかわからない人も多そうです。
出典:マツキヨココカラ&カンパニー「女性のフェムケアに関する意識調査」加えて、その悩みを誰かに相談したことはあるか尋ねると、6割(64.0%)が「誰にも相談したことがない」と回答。その理由(複数回答)で多かったのは、「誰かに相談するほどの緊急性を感じなかった」(40.2%)、次いで「相談することで解決策があると思わなかったから」(21.8%)でした。
出典:マツキヨココカラ&カンパニー「女性のフェムケアに関する意識調査」デリケートゾーンの悩みは、他人に知られず、密かにケアしたいという人が多いのかもしれません。確かに、筆者もデリケートゾーンの悩みに関して友人知人と話したことはありません。