立ちポーズで一の腕を際立たせるしぐさ
 もうひとつ、立ちポーズで一の腕を際立たせるしぐさがあります。電車やバスでつり革につかまるときに、「つり革を持っているほうの二の腕あたりに、もう片方の手をカサネる」というもの。「二の腕の太さを隠しつつ、スリムな一の腕を目立たせることができます」と本書にあるように、うまく体の長所を生かすことができるのです。

◆スマートフォンの持ち方で差をつける

 日常的に欠かせないしぐさといえば、スマートフォンに関すること。一日に何度も手にするスマートフォンですが、ポーズを意識している人は少ないはず。言い換えれば、スマートフォンを持つ時間を明日から美人モードに切り替えられるというわけ。

スマートフォンの持ち方で差をつける
 まずは、テーブルについているときのしぐさから。「スマートフォンを持っているほうの手のひじの下に、もう片方の手のひらを、ひじをささえるようにカサネます」。こうするだけで、落ち着きが出て上品な美しい人に見えるそうです。ほんの少しの差ですが、しぐさを変えるだけで心にも余裕が生まれ、姿勢も整ってくるのではないでしょうか。

車窓に映った自分がいつもより優雅
 次は、電車内などでのしぐさです。座っている時もたっているときも、「スマートフォンを持っているほうの手のひじから手首までの『一の腕』に、もう片方の手のひらをカサネます」。こうすることで、自分のスペースも守れますし、エレガントな雰囲気をつくることができるといいます。私も電車の中でやってみましたが、やはり自然と背筋がのび、車窓に映った自分がいつもより優雅に感じられました。

◆信頼感を得る、美人なお辞儀

 仕事をするうえで無視できないのが礼儀作法。特にお辞儀は体にしみついていて、条件反射のようにただ繰り返しているかもしれません。しかしお辞儀ひとつであなたの印象が決まってしまうとしたら、いい加減にはできないですよね。

 たかがお辞儀とあなどるなかれ。お辞儀ひとつで人生がグレードアップするかもしれないのですから。本書が「一瞬で信頼される美人の挨拶」を伝授してくれました。重要なのは、「お辞儀をするときに相手より先に頭を下げないこと」。