おいおい、この番組ってフジだよね? 自社で起こっている問題だよね? 何もわからないなんて、まるで他人事だし、報道機関としても失格としか言えない。さらに言えば、臆測や伝聞を招いたのは、フジテレビをはじめとする関係者の対応そのものに他ならない。
でも他人事なんだよねー、自分たちは知る立場にないってことなんだろうけど、報道に携わる人間としていかがなものか。頑張って調べる気もないんだね。なんだかね〜。
フジテレビに対しても鋭く切り込む「女性セブン」
ということで、この問題をスクープした「女性セブン」は今回も中居問題を取り上げ、フジテレビに対しても鋭く切り込んでいる。
中居は昨年暮れ、地元繁華街で友人たちと痛飲、仕事関係の大物に身の振り方を相談して“引退”も口にしていたという。さらに大きな波紋を呼んだ中居のコメントにあった「今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」という文言の舞台裏を「巨額の違約金回避」ではないかと、こう指摘した。
「降板するとしても、それはあくまで取引先の判断。自分は誠意を尽くし、芸能活動も継続できる状態を整えたという体裁を取ることで、巨額の違約金を回避する狙いがあったのではないか」(芸能リポーターのコメント)
さらにフジに対してもこう批判した。
「“被害者”となった女性から1年半前に相談を受け、以前からトラブルも存在を認識していたフジテレビの責任を問う声は大きい」
当然だろう。また過去に女性アナを接待要員として参加させた事例も紹介される。
もちろんスキャンダルの最大の当事者は中居本人だ。しかし、テレビやマスメディアといった巨大組織が中居だけにその責を負わせようとする姿は、あまりに不条理でグロテスクという他ない。
これまで散々重宝して起用して持ち上げて、視聴率を取ってもらって金儲けもさせてもらって、しかし一気に見殺し、手のひら返し。大スターとはいえ大組織企業の前では、あまりに儚い。