食器洗いで皮脂や角質を落とすことが手荒れの原因に繋がるといえます
手荒れが起きるのは、食器洗いを行なうと、汚れと一緒に皮脂や角質を落としてしまうからです。
このために、食器洗いを行なうならば汚れを落としながらも、皮脂などはできるだけ落とさないということを考えると良いです。
できるだけスピーディーに洗うということも手荒れ防止となり、反対に洗いすぎは手荒れを引き起こしてしまうといえます。
食器洗いは水でスピーディーに行ないます
食器洗いで手荒れが起きる原因としては、皮膚を保護するバリア機能の低下が原因となります。
通常は食器を洗うときは洗剤を使いますが、この洗剤は汚れを落とすのみならず、手の皮脂や角質も落としてしまいます。これによって、皮膚を保護するバリア機能が低下し、手荒れへと繋がります。
そこで手荒れを起きないようにするためには、できるだけ水や洗剤に手が触れる時間を短くして、食器洗いはスピーディーに行ないます。
落ちにくい汚れがあれば、つけ置きしておくとすぐに汚れが落ちるので、短い時間で洗えます。
さらには洗うときにお湯を使うと、皮脂や角質が落ちやすくなりますので、これも手荒れへと繋がります。お湯は毛穴が開いて脂分も落ちるために、手は外部からの刺激を受けやすくなります。
手を乾燥させやすくしてしまうために、食器洗いを行なうならばお湯よりも水の方が手には優しいです。
しかし、冬場は水だと洗うのが辛いので、お湯でなくぬるま湯にするなどすると、手荒れ予防となります。
食器洗いを行なった後は、こまめにハンドクリームを付けるようにして、保湿をしておくと手荒れ予防と改善にも繋がります。洗うときはゴム手袋などして、手を守るという方法もあります。
洗い過ぎも手荒れを引き起こす原因となります
洗うという行為は、汚れを落とすのと同時に、皮膚を弱酸性に保ち病原菌から守る皮膚常在菌も一緒に洗い流します。
たとえば1回石けんで洗うと、皮膚常在菌の90%が流されてしまいますが、これは1日で繁殖して元の数に戻ります。
いくら食器の汚れを落とそうと思っても、スポンジでゴシゴシ洗ったり、肌に優しいとされている洗剤を使って何度も洗ったりすると、皮膚から常在菌がいなくなり、肌荒れの原因となってしまいます。
食器洗いは洗う時間と使う洗剤の関係を考えることです。
合成洗剤は洗浄力がありますが手荒れは引き起こしやすいです。
しかしそれだけ洗浄力がありますので、使う量を少なくすることができ、短い時間で洗えます。
オーガニック洗剤などは手に優しいとなっており、手荒れは引き起こしにくいとされています。
しかし洗浄力は弱いので、使う量は多くなり洗う時間も長くなります。
このために、頑固な汚れには合成洗剤を使う、またはつけ置きするなど工夫すると良いです。
また肉などの脂の残りや食べ物がこびりついた部分があれば、最初に新聞紙やティッシュペーパーで拭き取ってから洗うようにする、など工夫すべきです。
如何にスピーディーに、使う洗剤の量を少なくして洗うかが、手荒れ防止に繋がります。