厄除け・厄払い神社では、心身ともに清らかに過ごせるように願うための儀式を行なっています。心を安定させて前向きな気持ちになりたい方にはぜひとも訪れて欲しい場所の1つです。 そこで本記事では、おすすめ厄除け・厄払い神社8選を厳選して紹介します。ぜひチェックしてみてくださいね。

厄年の人はもちろん、原因不明の体調不良や精神面での不調、不幸や災難の連続などにより「厄除け・厄払い神社が気になる」という方もいるでしょう。

厄除け・厄払い神社では、心身ともに清らかに過ごせるように願うための儀式を行なっています。心を安定させて前向きな気持ちになりたい方にはぜひとも訪れて欲しい場所の1つです。

そこで本記事では、おすすめ厄除け・厄払い神社8選を厳選して紹介します。ぜひチェックしてみてくださいね。

厄除けと厄払いの違いは?

『DRESSY』より引用
(画像=photo-ac,『DRESSY』より引用)

そもそも厄除けと厄払いの違いは何か気になっている方もいるでしょう。厄除けと厄払いは主に実施場所・意味合い/目的の2点に違いがあります。

実施場所

厄除けは主にお寺で行われ、厄払いは主に神社で行われるのが一般的です。

厄除けは、お寺での護摩祈祷が一般的で、煩悩を象徴する護摩木を焚いて祈願を行います。一方で厄払いは神社で神職が幣を振り、祝詞を上げて行う神道式の儀式です。

ただし、どちらの場所でも受けられる場合もありますよ。

意味合い/目的

厄除けは、災厄や邪気が寄り付かないように予防的に祈願する意味を持ちます。厄払いは、すでに身についている厄や邪気を取り除く意味がありますよ。

なお、両者の根本的な意義は同じで、心身ともに清らかに過ごせるように願うための儀式です。どちらを選ぶかは、普段から親しんでいる信仰に合わせて決めるのも良いでしょう。

厄除け、厄払い(厄祓い)は、いつまでに行う?

『DRESSY』より引用
(画像=photo-ac,『DRESSY』より引用)

厄除けや厄払いは、伝統的には元日から2月3日の節分までの間に行うことが一般的です。これは、2月4日頃の立春が旧暦の新年にあたるため、新年を迎える前に厄を払っておきたいという考えに基づいています。

しかし、この期間に限定される訳ではありません。神社やお寺では基本的に1年中いつでも厄除け・厄払いの祈祷を受け付けているため、自分の都合の良い時期に行くことができます。

誕生日や新年度開始など、個人的な節目に合わせて行うこともよくあります。

最近では、年末の混雑を避けるため、前年12月のうちに翌年の厄除けを行う「幸先参り」という方法も増えています。また、大安などの縁起の良い日を選んで行く人もいますよ。

重要なのは、厄除け・厄払いに期限はないということです!自分の生活リズムに合わせて、都合の良いタイミングで行うことができます。

奈良の厄除け・厄払い神社やお寺おすすめ8選

それでは早速奈良でおすすめの厄除け・厄払い神社やお寺を8選紹介します。

春日大社

奈良を代表するパワースポットとして知られ、古来より開運厄除けの神様として有名です。武甕槌命を主祭神として祀り、家内安全や縁結びのご利益がありますよ。

祓戸神社の隣の「臥鹿手水所(ふせしかのてみずしょ)」で手水後、二之鳥居を入った所にある御社「祓戸神社 」に参拝して身心を清浄にしてからご本殿へと進むのが正式な作法です。

ご本殿での厄除けのご祈祷は、前厄・本厄・後厄に加えて厄明けまでの4年間を通して祈願することができます。祈祷の受付時間は9:00〜16:00で予約は不要です。。

春日大社では厄除けの御守(1,000円)や各種御札も授与しており、日々の生活のお守りとして人気があります。世界遺産にも登録された荘厳な社殿と、神鹿が生息する原生林に囲まれた神聖な空間で、心身を清める厄除け祈願をされてはいかがでしょうか。

岡寺(龍蓋寺)

日本最初の厄除け霊場として知られる由緒あるお寺です。特に女性の厄除けで有名で、毎時00分・30分に勤修。例年正月三ヶ日や1〜2月の土・日・祝日は非常に混雑します。

本尊の如意輪観音坐像は日本最大の塑像観音として知られています。人々の願いを叶える慈悲深い仏様として知られ、特に厄年の方々の参拝が絶えません。境内には厄除けの祈願所があり、心を込めて祈りを捧げることができます。

春には桜、秋には紅葉と、四季折々の自然美と共に参拝を楽しむことができます。静寂な山寺の雰囲気の中で、心身を清め、新たな気持ちで人生の節目を迎えることができる霊場として、地元の人々はもちろん、遠方からも多くの参拝者が訪れています。

厄除け祈願の後は、境内からの眺望も楽しむことができ、心身ともに清々しい気持ちで帰路につくことができますよ。

松尾寺

大和郡山市にある日本最古の厄除け霊場です。「まつのさん参り」として親しまれ、境内には厄除観音さまへの霊水「閼伽井屋」や「厄除けの鐘」があります。

本尊の如意輪観音は厄除けの仏様として広く信仰を集めており、「厄攘」の唯一の祈祷寺としても有名です。

現代のニーズに応えて、直接参拝が難しい方のために電話やFAX、オンラインでの祈祷申し込みにも対応しています。水子供養、先祖供養、ペット供養なども執り行っており、きめ細やかな祈祷サービスを提供しています。

祈祷の詳細や料金については、電話で問い合わせることができますよ。

厄除けを希望する方は、この由緒ある霊場で心を込めた祈祷を受けることで、新たな気持ちで人生の節目を迎えることができるでしょう。

慈眼寺

奈良市に位置する慈眼寺は、聖武天皇の勅願により創建された由緒ある寺院で、古くから厄除け・厄払いのご利益で多くの参拝者を集めています。

本尊の聖観世音菩薩は厄除けの守り本尊として深い信仰を集めており、現代でも変わらず多くの方が訪れる人気スポットとなっていますよ。

境内の西側には樹齢400年以上の柿の木があり、市指定文化財の天然記念物として保護されています。歴史的な建造物と自然が調和した、趣のある境内は心が落ち着く空間となっています。

また令和6年の慈眼寺初午大法要は2月12日(月・祝)、二の午大法要は、3月7日(木)に行われます。    

催事名 日程 時間
初午法要 令和6年2月12日(月・祝) 午前8時~午後7時
二の午法要 令和6年3月7日(水) 午前8時~午後7時
施餓鬼法要 毎年8月22日
十夜・柿供養 毎年11月13日

引用元:慈眼寺 公式サイト

大法要以外の日以外にご祈祷をご希望の方は、前日までにお電話でご予約の上当寺にお参りをしてくださいね。

石上神宮

日本最古の神宮として知られる石上神宮は、厄除け・厄払いのパワースポットとして多くの参拝者から信仰を集めています。

主祭神の石上大神(いそのかみのおおかみ)は、国家を守護する神として古来より崇敬され、個人の災厄を祓う強い力をお持ちです。

境内には、神剣「十握剣(とつかのつるぎ)」をはじめとする数々の神宝が伝えられており、その霊力により邪気を払い、清めの力が強いとされています。特に、本殿前での参拝は、厄除けの効果が高いと言われていますよ。

厄除け・厄払いの祈祷は事前予約制となっており、電話での申し込みが必要です。

祈祷の際は、神職による丁寧な祝詞奏上と神事が執り行われ、参拝者の無事息災が祈願されます。また、境内は静寂な雰囲気に包まれており、心身を清める格別の空間となっていますよ。

御霊神社

平安時代初期に創建された御霊神社は、奈良町の守護神として崇敬されています。

境内には縁結びの出世稲荷神社があり、狛犬の足元には「足止め祈願」の赤い紐が結ばれ、家出人の足止めや商売繁盛のご利益があるとされています。

厄から身を護り、新たなご神徳を授かるようにお祓いも行っております。

御祈祷初穂料は五千円以上、初宮参りは1万円以上からです。御祈祷は午前10時〜12時、午後1時〜4時に行っています。

橿原神宮

橿原神宮は奈良県橿原市に位置する神社で、日本の初代天皇である神武天皇と媛蹈韛五十鈴媛皇后(ひめたたらいすずひめこうごう)を祀っています。

橿原神宮では、人生の節目における厄除けの御祈祷を執り行っています。

男性25歳・42歳・61歳、女性19歳・33歳・37歳の厄年に対応しており、特に男性42歳、女性33歳は大厄として重視されています。

祈祷受付は午前9時〜午後4時まで、初穂料は以下の通りです。

当日祈祷 7,000円〜15,000円
特別祈祷 30,000円〜(予約制)
神楽祈祷 50,000円〜(予約制)

成福院

『DRESSY』より引用
(画像=Pixabay,『DRESSY』より引用)

成福院は奈良県生駒郡平群町に位置する信貴山真言宗の大本山です。信貴山内の中心に位置し、伝統と近代性を兼ね備えた祈祷と宿坊を中心とした塔頭寺院として知られています。

成福院は年中無休で参拝可能な寺院です。

毎年11月には八千枚護摩供という特別な修法が行われ、厄除けの御祈祷も執り行っています。

寺務所営業は午前8時30分〜午後5時まで、御祈祷・融通希願:寺務所にて随時受付をしています。料金は非公開なので、受付時に相談しましょう。

厄除け・厄払い神社やお寺で祈願祈祷を受けて心身のバランスを整えよう!

厄除けや厄払いは、災厄から身を守り、人生の転機を前向きに過ごすための日本の伝統的な儀式です。

お寺での厄除けは仏の加護により災いを予防的に防ぎ、神社での厄払いは既についた厄や穢れを祓う効果があります。

これらの儀式を受けることで例えば大きな事故に遭遇しても軽い怪我で済むなど、潜在的な災難を軽減できる可能性があります。

特に厄年という人生の節目において、心身のバランスを整え、ポジティブなエネルギーを得られる機会となりますよ。

また、儀式を通じて心を清め、新たな気持ちで人生の次のステージに進むという通過儀礼としての意味合いも持っています。これにより精神的な安定感が増し、前向きな気持ちで日々を過ごせるようになるのも魅力です。

本記事で紹介した奈良の厄除け・厄払い神社やお寺はどれも有名です。初めて行く方も祈願祈祷の経験がある方もぜひ行ってみてくださいね。