寝るときの寝具も美髪を保つには重要!
意外と盲点になる部分、それは寝るときの寝具です。自分自身の髪のケアにばかり気を取られがちですが、実は髪を健やかに保つためには寝るときの寝具にまでこだわりたいもの。
逆を言えば寝具が変わるだけでも実はずいぶん髪への負担が減るということを知っておくだけでも今後役に立つかもしれません。健やかな髪を保つために、寝るときの寝具を選ぶなら一番最優先すべきなのは「保湿性」です。
乾燥していると髪から潤いを奪い、ほこりが付着し静電気がおきます。樹脂製の寝具を使っていると製造の過程で化学薬品を使っているケースもありますので、肌や髪への負担は計り知れないのです。
そのため、もし布団自体の素材をチョイスするならば、動物性の羽毛を使った布団がよいでしょう。例えば羽毛布団や獣毛布団(ヒツジ・カシミヤ)がよいといわれています。
寝るときに毎日使うものだからこそ品質を考えるということも、実は髪を労わるという点においては大切なことなのです。
寝るときの髪に優しい寝具素材
さらに、寝るときに髪が直接触れる部分の素材を考えるならば「絹」(シルク)を使うとよいでしょう。代表例だと枕カバーなどです。さらには先ほどご紹介したナイトキャップなども有効です。
絹は昔から保湿効果に優れており、寝具に重宝されてきたものですが近年はより注目があつまりつつあります。有名な女性芸人さんが寝るときに使用したことでとても有名になりましたが絹という素材はそもそも人の肌と同じたんぱく質でできた繊維です。
そのため、髪にとっても優しくヘアダメージを最小限に抑えてくれるのです。絹やシルク自体に髪を修復し、美髪に導く作用はありません。しかし寝るときに外的要因のダメージから守ってくれるという点においては非常に優秀な効果を発揮します。
寝ている時の寝返りという摩擦、布と布の間で起きる静電気、寝ている間に落ちてくるほこりなどから髪を守ってくれる為、せっかくダメージケアをした髪が寝ている間に傷つくということを防いでくれるのです。
翌朝の潤った髪を堪能するためにも、こういった「絹」の素材を寝具に取り入れてみることも効果的といえるでしょう。
寝るときに三つ編みをすると朝にはゆるふわのヘアスタイルに
ここで、寝るときにおこなうことで翌日のヘアスタイルを整える時に簡単にアレンジメントが出来るようになるテクニックをご紹介します。それは、前日寝る前に髪を三つ編みしておくというもの。
ゆるく三つ編みをしておいてそのまま寝ると翌朝ほどいた時にゆるくカールがかかった状態になります。そのままカールがかかった髪にスタイリング剤を付けて整えるだけで、ゆるふわカールがかかったヘアスタイルが出来上がるのです。
方法は簡単です。寝るときにひと手間かけるだけですので是非実践してみましょう。
【1】髪に霧吹きで水をかけたり、ヘアウォーターをかけて軽く湿らせる
【2】左右にわけてゆるく三つ編みをする(※きつく結ぶと跡が付きすぎます)
【3】翌朝ほどいたらヘアオイルやスタイリング剤を付けてヘアスタイルを整えて完成!
ちなみに上の方から編み込みをすると髪全体にウェーブカールがかかりますし、下の方だけ編み込みをすると首から下にウェーブカールがかかります。
毛先だけ少々アイロン等をかけて整えてあげるとキチンと感がでて垢ぬけた雰囲気になります。アレンジメントの一環としてためしてみても良いかもしれません。
寝るときにヘアコロンを付けると翌朝髪がいい香りに
さらに、寝るときにヘアコロンを付けておくと翌日には髪全体からふんわりと良い香りが漂うようになります。これも髪に良い香りをつける嗜みの一つとして試してみてはいかがでしょうか。
ただし、注意点があります。寝るときだけにかぎりませんが、ヘアコロン以外を使用しないということ。香水を髪にかける人もいるようですが、香水にはアルコールが含まれているので揮発する時に髪にダメージが加わります。
その為、できればしっかりと「ヘアコロン」として市販されているものを使いましょう。
寝るときのひと手間が美髪を作る
美は細部に宿るといいますが、髪こそその真骨頂ともいえるでしょう。毛先は繊細でちょっとしたダメージにも弱いためすぐに枝毛・切毛が生まれてしまいます。
しかしそういったダメージから守るように毎日の夜を美髪の時間に充てることが出来れば、きれいなロングへアを作っていくこともできるのです。昔から、髪は女の命ともいわれていたように美しく艶やかに伸びた長い髪の女性は同性からも憧れの目でみられます。
さらには、男性からの根強い人気を誇る髪型でもあるのです。美しいロングヘアを保つということはなかなか根気のいる作業ではありますが、寝るときの丁寧なナイトケアが美髪に繋がっていくのです。
髪は長くなるほど丁寧なケアを!
美しくしなやかな髪は一長一短でできるものではありません。さらに髪がロングヘアになるほど毛先の部分は数年前の髪になるので美しさを維持し続けるのは至難の業です。
ローマは一日にしてならずという諺がありますが、同じように「美髪は一日にしてならず」です。ロングヘアになればなるほど、手入れをしている人としてない人との差は大きくひらきます。
女性は髪の調子がよいだけで一日が楽しくなるもの。「なんか今日はちょっといいことありそう」と思えるのも、ヘアスタイルがバッチリきまっている日だったりします。
せっかく粘り強く髪を伸ばしているのであれば、ナイトケアを丁寧におこなって毎朝触るたびに心躍るような美髪を手に入れていきましょう。