山下:白に近い肌色で、コンシーラーのツヤがあるバージョンみたいな感じ。光でふわっと見せる効果があります。目の下の頬骨の1番高いところと唇の山のところに塗って、指の腹を使ってポンポンとなじませます。
年齢とともに人中(鼻の下)が長くなるけど、唇の山をハイライターでふっくら見せることで人中を短く見せる効果があります。あとは、ほうれい線よりも内側に入れると、ほうれい線が目立たなくなるんですよ。
――ほうれい線に塗るのではなく、内側に塗るんですか?
山下:そう。内側を明るくしてあげることで、ほうれい線の下にできる影を光で飛ばすことができます。だからほうれい線の溝を埋めるんじゃなくて、下側を明るくするんです。
さらに、口角をあげるイメージで唇の端をくの字で囲うように入れて指の腹でなじませてください。唇の輪郭がはっきりします。
――ほうれい線の溝が薄くなった気がする!
山下:光でふわっと見えますよね。
◆6)全体にパウダーをさっと塗る
●使ったコスメ:DECORTÉ(コスメデコルテ)「ルース パウダー」
山下:次にパウダーをつけていきます。基本的にファンデーションなど油分のあるものを肌にのせると崩れてくるので、それを防ぐため。さらさらにすることで、汚れがつかないようにする意味もあります。パウダーを塗りすぎると乾燥するので大きなブラシでさっと塗るのがいいです。
フェイスラインに油分のつやがあると不潔に見えてしまうため、最初に塗るのはフェイスライン。パウダーをブラシに取ったら手の甲でなじませて、フェイスラインはしっかり塗ります。それから鼻、眉毛、と塗ってください。
目元は目をつむり、指の腹でまぶたをなぞってからブラシで軽くパウダーをのせる。おでこやほほのあたりはブラシに残っていたパウダーでさっとなでるぐらいで大丈夫です。
◆7)最後に、気になるシミを消す