【屁理屈を言う人の心理③】面倒臭い
屁理屈を言う人間の心理としては、面倒臭い、という心理を持っていることもあります。つまり、単純に先輩などから叱られることを面倒臭い、と思っているということです。
先輩から叱られるのは嫌なものです。これは誰だってそうでしょう。本来であれば面倒臭いことであっても、自分がミスをしたのだから、怒られても仕方がないと考えるのですが、なかにはそのように考えない人もいます。それが、面倒臭いと屁理屈を言う人間です。
つまり、面倒臭いという心理で屁理屈を言う人間は、先輩の説教を無いものにしようとしているのです。
注意を受ければ、新たな課題が増えることになります。しかし屁理屈で丸め込めれば、その課題を行わなくてもよくなるため、面倒臭いと思う人間は屁理屈を言うのです。これは心理として、それほど難しいものではありません。ただ単に面倒臭がり、というだけの話です。
【屁理屈を言う人の心理④】理由を知って欲しい
屁理屈を言う人の心理には、理由を知って欲しい、という心理が隠れていることもあります。
この心理の意味は、自分の能力を下に見て欲しくない、という意味です。プライドが高いという部分にも当てはまるのですが、また別の意味もある心理となっています。
何か仕事でミスをした時には、結果としてはただのミスですが、そこに至るまでにはプロセスがあります。仕事の途中で他の仕事をやっていて、時間が取れず、確認ができなかった結果、ミスをしてしまった、というようなことです。
このような時、人の心理の中では、自分のせいではなく、あの仕事が入ってきたせいだ、という心理になります。そして、理由を知って欲しいという意味は、まさにこの意味です。つまり、ミスに至った原因を知ってもらうことで、自分の能力が低いわけではない、という言い訳をしたい、という心理なのです。
【屁理屈を言う人の心理⑤】格好つけたい
屁理屈を言う人の心理には、格好つけたい、という心理もあります。
この心理の意味は、人前で叱られたくない、という意味です。つまりは、大勢の人間の前でミスを咎められることにより、反省よりも恥ずかしさが勝ってしまい、思わず屁理屈を言ってしまうのです。
人は誰でも、人前で怒られるのは恥ずかしいものです。見せしめにされている感じがありますし、全員に自分のミスを知られてしまうのは、自分の能力が低いことを高らかに叫ばれているようで、嫌な気分になります。
特に男性は、女性の前では格好つけたいものです。少なからず、女性にも男性の前では女性らしくいたいという心理があるでしょう。まさにそれが、この格好つけたいという心理と、ほぼ同じですので、多くの人はこの心理の意味を理解できるはずです。
格好つけたいというよりは、格好悪いと思われたくないという言葉のほうが、意味としては正しいでしょう。そのような心理が働いた結果、注意している最中に、屁理屈を言うようになってしまいます。
【屁理屈を言う人の心理⑥】愛されたい
屁理屈を言う人の心理には、愛されたい、という心理がある場合もあります。
この心理は意味がわからないという人が多いでしょう。愛されたいのなら、素直に先輩の注意を聞くべきというのが、普通の考えです。しかし、人間は必ずしも素直に自分の気持ちを表現できるわけではありません。そのため、意味のわからない心理で、意味のわからない行動を取る人も存在するのです。
子供がいる人はわかると思いますが、幼少期には必ず、イヤイヤ期というものが存在します。愛されたくて屁理屈を言う人は、心理としては、子供のイヤイヤ期と同じです。
意味がわかるように簡単に言えば、単純に構って欲しいだけ、ということになります。このような人は先輩を困らせることで、自分に関心が向けられているような気になり、満足するのです。ある意味、一番厄介ですので、注意しましょう。
【屁理屈を言う人の心理⑦】ストレス
屁理屈を言う人は、ストレスが原因となっていることもあります。
ストレスは人の心理をおかしくしてしまうものです。無性にイライラしてしまったり、人の言葉を素直に受け入れられなくなったり、攻撃的になったりします。このような心理は、まさに屁理屈として表面化するため、ストレスが溜まっている人は、屁理屈を言いやすくなるのです。
ストレスが溜まっている人の屁理屈は、正直、意味のわからないものです。話に筋が通っておらず、反論に値しないような言葉であることが多いため、このような意味のわからない反論をしてくる人がいたら、ストレスが原因だと考えたほうが良いです。
ストレスが原因の場合、ストレスさえ解消できれば、屁理屈を言うことはなくなります。性格に問題があるわけではないので、大目に見てあげましょう。