夫婦のどちらが家計を管理する?
夫婦のあり方が多様化している昨今、お金を誰が管理するのか、その方法は各家庭によってさまざまです。
「夫または妻が一元管理する」「1つの口座を共有し夫婦で一緒に管理する」「夫婦それぞれ別財布で、項目別にやりくりをする(例:夫は家賃、車のローン、妻は光熱費、食費)」など、基本的にはこの3タイプから選択することになります。
どのタイプにもそれぞれメリットがあり、どちらか一方が家計を握る場合は管理がしやすくなります。夫婦が共同で管理をすると互いに何に使ったのか把握できるため、浪費の防止につながり、お金が貯まりやすい傾向があるようです。また、共働きの夫婦がそれぞれで分担する場合は、不公平さや遠慮を感じにくくなるでしょう。
もちろん、それぞれに注意すべき点もあるため、どの方法をとるかはしっかりと話し合いをしましょう。まずは半年間、いずれかの方法を試してみるというのもいいでしょう。
給与の使い道はどうする?
独身時代は自分のお金として使うことができた給与も、結婚すると夫婦のために使うことになります。共働きで生活費を折半している場合でも、給与の中からそれぞれいくらを貯蓄に回すのか、自由に使えるお金はどのくらいなのかを決めておくようにしましょう。
将来に備えたお金や家具家電・旅行などの大きな出費がありそうなときなど、家族としての使い道を明確にしておくことも大切です。特にマイホームの購入を予定している場合、子どもを持とうと希望している場合などは、ライフプランと一緒に必要となるお金のシミュレーションをすることが大切です。
いつまでにいくら貯めたいのかが分かれば、毎月の給与から貯蓄にいくら回すべきなのかも見えてきます。折にふれて見直すことも忘れないようにしましょう。
管理方法はどうする?
もし、夫婦それぞれが別の財布を持つことになったとしても、家賃や光熱費といった生活費を含め、家計が視覚的に分かる管理方法を採用しましょう。
管理方法としては、定番である書き込みタイプの家計簿のほか、Googleスプレッドシートで家計簿を作り、オンライン上で管理してもいいでしょう。
また、最近ではスマートフォンの家計簿アプリも人気です。項目ごとに自動で計算してくれるなど、とても便利なアプリも提供されています。銀行口座やクレジットカードの情報と連携しておくことも可能で、家計簿をつけることに慣れていない人にもぴったりです。
言い出しにくいことだからこそ、結婚のタイミングで話し合いを
共働きの夫婦がそれぞれ別の財布を持つことも少なくない現代、自分のお金の流れについて話すのは少し抵抗があるかもしれません。しかし、最初にはっきりさせておかないと、新生活が始まってからではなかなか聞きにくくなるもの。お互いに正直に話す機会を設け、新しい家庭の基盤を築きましょう。
提供・UpU
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