さらに内乱罪で裁かれれば、最高刑は死刑判決もある。だが、その審理には時間がかかるため、そこまでいかないのではという見方もあるようだ。

 もし死刑判決が確定しても、すぐに赦免措置がとられることになるはずだという。1980年に市民を弾圧し死者まで出した「光州事件」の責任を追及された全斗煥元大統領でさえ、内乱罪で死刑判決が出たが、次の大統領が特別赦免を与えているのだ。

 この騒ぎで、尹大統領の支持率が上がっているといわれる。韓国という国は不思議な国である。

 ところで、今年はこれまで以上に皇室への関心が深まり、報道される量も多くなると思われる。

 それは、一つは天皇の長女・愛子さんをめぐって、愛子天皇が実現するのかどうかの最終年になる可能性があることだ。

 今一つは、秋篠宮家の次女・佳子さんの結婚問題である。彼女も30歳になり、いつ結婚してもおかしくない年齢になった。

 結婚の相手候補はこれまでも何人か上がったが、どうやらその中に本命はいないようだ。とすると、どのような形で出会うのか、メディアはその時を虎視眈々と狙っているはずである。

 今週の文春は、愛子さんの公務が昨年は2回だけだったのは少なくはないかと疑問を呈している。

 その理由として、宮内庁関係者が明かすのは、愛子さんへの公務の“願い出”が来ないからだというのだ。

 願い出には二つのパターンがあり、一つはイベントの主催者側が皇族の出席を依頼するものと、今一つは、皇族方の要望などから宮内庁側が主催者へ願い出を促すものとがあるそうだ。

 愛子さんが学生のときには多数の願い出が来ていたが、日赤に就職して、その多忙ぶりが報じられているので、相手側が「遠慮」してしまっているのではないか。そのために愛子さんの公務が少なくなっているのではないかというのだ。

 それはあり得るだろう。愛子さんには来てほしいが、忙しそうだし、いい出しにくい。それも愛子さんが愛されている故であろう。