昨年の大相撲界の負の話題は、元横綱白鵬の宮城野部屋が弟子の暴力行為を放置していたという理由で、無期限の閉鎖になったことだった。

 厳しすぎるという声がある中、新潮によれば、その宮城野部屋が復活するという噂があるというのである。

 宮城野部屋の力士たちは伊勢ヶ濱部屋に移ったが、今年の伊勢ヶ濱部屋の公式本『伊勢ヶ濱部屋 SPECIAL FANBOOK 2025』(東京ニュース通信社)には宮城野部屋の力士が一人も登場していないというのだ。

 さらに、

「7月以降、伊勢ヶ濱部屋は伊勢ヶ濱親方の弟子、横綱照ノ富士(33)が継ぐと見られています。その時、宮城野親方がまだ部屋から出られずに留まっていたら、同じモンゴル出身の後輩である照ノ富士としては、やりにくいでしょうね」(旧宮城野部屋関係者)

 という事情もあるそうだ。2人は犬猿の仲だそうだから、宮城野部屋の力士たちは追い出され、自ずと宮城野部屋が復活するというのである。

 まあ、相撲協会の理事長や理事たちがいくら嫌っても、やはり白鵬は大横綱である。相撲ファンたちも白鵬がどんな力士を育てるのかを楽しみにしているのだ。

 白鵬の高笑いが聞こえてきそうだ。

 さて、韓国の尹大統領をめぐる騒動はまだ収まらないようである。それはそうだろう。韓国では大統領を辞めれば、余生をゆっくりなどは夢物語で、多くは逮捕され、監獄にぶち込まれるのだから。

 大統領が辞めれば、彼に付いていた側近たちも一掃されるのだから、そう簡単に彼らも引き下がるわけにはいかない。

 さらに、尹大統領は青瓦台と呼ばれる大統領公邸には住まないで、新しい公邸に移り住んでいる。そこは大統領警護処が守っているため、捜査本部側も簡単に踏み込むわけにはいかないという。

 しかし、大統領弾劾の本格的な審理が始まり、以降、5回の弁論期日も確定しているため、尹はその弾劾審理には出席する予定だそうだ。

 だが、そうなれば審理は早く進み、2月中に「罷免」が決定する見込みだという。