不安材料はあるのか?

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株価が堅調に推移している一方で、今後の不安材料として下記2つの要素があると言われています。

人々は「コロナ前の世界を望むか」、それとも「コロナ後の新しい世界を望むか」

新型コロナウイルスの影響により、リモートワークやオンラインサービスの普及など、人々の生活は大きく変容しています。しかし、新型コロナウイルスの流行が終息した際には、こうしたサービスの利用を止めて、従来の働き方や生活様式に戻ることも可能です。

コロナ後もオンラインサービスやリモートワークなどを駆使する新しい世界を望む人が多い場合、これまで以上に巣ごもり銘柄やハイテク銘柄の需要が高まるでしょう。一方で、コロナ流行前の世界に戻ることを望む人が多いと、ハイテク銘柄などの需要が落ち込む可能性を否定できません。

どちらを人々が選択するかによって、投資の最適解が大きく変わってくることでしょう。

感染の再拡大による株価の下落リスク

新型コロナウイルスの感染が再拡大し、世界的に株価が下落するリスクがある点にも注意が必要です。

たとえば日本では、11月18日時点で1日当たり過去最多となる2,201人の感染者を確認し、再び感染が拡大するのではないかとの見方が強くなっています。感染の再拡大が懸念材料となり、11月18日時点で日経平均株価は下落し17日の終値より197円44銭安い、2万5,817円18銭でした。

アメリカでも同様に、新型コロナウイルスの感染者数の増加に伴い、11月18日のダウ平均は前日比マイナス1.2%の2万9,438ドル42セントで終えました。

このように、感染再拡大の懸念によりこれまで順調に上昇していた株価はやや下落の兆候を見せています。今後急速に感染が再拡大した場合には、株価が再び急落するリスクがあるので注意しましょう。

今後の展望

今後の株式市場の展望としては、新型コロナウイルスの克服がテーマとなります。たとえば、11月9日にアメリカの製薬会社ファイザーが新型コロナウイルスのワクチンで90%の有効性があったことを発表したところ、ダウは一時的に1,610ドル高となりました。

また、別の製薬会社であるモデルナが16日にワクチンの最終治験で94.5%の有効性が得られた旨を発表したところ、ダウ平均は470ドル高を記録しました。

このように、ワクチンの有効性が発表されるたびに、株式市場では株価の変動が見られます。したがって、今後もワクチンの開発などにより新型コロナウイルスを克服できる見通しが強まれば、株価は上昇する可能性があると言えるでしょう。

提供・UpU

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