俯瞰力の鍛え方
そんな俯瞰力を鍛えると、その場その場の感情に取り込まれることなく、また自分を見失うこともありません。例え嫌な出来事が起こったとしても常に前向きに希望を見出して生きることができるので、自然と自己肯定感も高まっていきます。
さて、では具体的にどのようなことを習慣化すれば俯瞰力は鍛えられるのでしょうか。筆者がとくに効果的であったと実感した習慣が「物事を多角的に捉える練習」でした。
例えばある日、街を歩いていると反対側から初老の男性が相当な勢いでこちらにぶつかってきました。さらに、ぶつかってきた男性は謝るどころか、舌打ちをして去っていったのです。急な出来事に驚いた後、湧いてきたのは相手に対する怒り。
もう過ぎ去ってしまった男性へのぶつけようのない怒りに一瞬、自分が取り込まれそうになりましたがこれ以上イライラしても仕方がありません。そういう時は「相手は今日、心に余裕がなかっただけなのかもしれない」「いや、もしかしたら私が気づいてなかっただけで彼の歩く道を私が妨げていたのかも」「イラっとした時こそ、自分の心を整えるチャンスだ」というように、その出来事を色々な方面から捉えることで心の冷静さを保つことができました。
そして、その出来事を一定時間じっくり考えたら後は引きずらない。嫌な出来事に自分の感情が引きずられなかったご褒美として、美味しいケーキを1つ自分に買ってあげてご機嫌を取るなどするとハッピーですね。
俯瞰力は、安定した精神力を養う
感情をフラットにするというと、ちょっと無機質な印象にもなりますが喜びの感情は思い切り体験してOKです。怒り、憎しみ、苛立ち、悲しみという感情も必要ですが、沼にハマってしまうようにその感情に取り込まれてしまうといつまでも気分の晴れない日々を過ごして苦しくなりますよね。
そんな時こそ、俯瞰力を思い出して見てください。起こってしまった嫌な出来事には、どんな意味があるのだろう。どうしてそういう状況になったのだろう。そこから何を学べるのだろう。私が今磨べきことは何だろう。ほんの少し、そのように思いを巡らせるだけで嫌な気分も少しは楽になるかもしれません。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
提供・Cinq(サンク)ーよくばり女子のはたらき方
【こちらの記事も読まれています】
>思わず共感する40代独身女性あるある
>100均グッズで宅飲みをワンランクアップ
>生活費月100万円超「ご近所セレブ」の実態
>旅行のお土産、いくらが適切?
>あぁ、癒やされる。飼いやすいペット5選