よしながふみの傑作コミックを実写化し、好評を博してシーズン2に突入した男女逆転『大奥』(NHK総合)。
10日に放送された第12回では、若い男子を襲う奇病・赤面疱瘡への“サボン”こと、ワクチンへの第一歩となる道のりが、青春ドラマのような明るさで進む一方、物語の暗転を予感させた。
また、登場人物たちの描かれなかったそれぞれの時に思いを巡らされた。
◆意欲を増す、青沼(村雨辰剛)の蘭学講義
当初、鬼と揶揄されることもあった“異人の相貌”である青沼(村雨辰剛)の蘭学講義には、まったく受講する者が訪れなかったが、10代将軍家治(高田夏帆)とその御台所・五十宮(趙珉和)が顔を見せ、五十宮が講義を受け始めたことで、にぎわいを見せるようになっていく。
そして、その蘭学への学びの真の目的が、赤面疱瘡を撲滅するためだと田沼意次(松下奈緒)により明かされたことで、男たちの意欲は増していった。
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