さまざまな展開の中で、主人公が喜ぶ姿は共感を呼ぶものであるはずだし、何よりドラマを作る者として、そういうシーンを撮ることは、それこそ「作る喜び」だと思うんだよな。理屈じゃなく、そういうシーンを撮りたいもんなんじゃないかと思うの。
そして、思い出すのです。幸福に包まれた結の姿。
ひとつは、書道部の王子様に顔面を近づけられたとき。
もうひとつは、この日のダイジェストの冒頭で流れた「好きだよ、バーカ!」。
要するに少女を撮りたいんだろうな。少女が撮りたいんだ。なんかこっちまで吐き気がしてきたよ!
(文=どらまっ子AKIちゃん)