◆親戚の集まりが泣くほど嫌だった子ども時代
姪っ子の本音を聞いたことはないため、実は本人はとても楽しんでいるのかもしれない。なぜ勝手に姪っ子に同情しているのかというと、筆者自身が親戚の集まりの時に、居心地の悪さを常に感じていることが大きい。先述した通り、父親は家族大好き人間であり、幼少期から事あるごとに親戚の集まりに参加させられた。
現在のような小規模ではなく、少年時代の集まりは20人くらい集まる大規模なもの。ただ、ほとんどの従兄弟は10歳以上も年上であり、同世代の親戚は実兄のみ。部屋の隅で1人でゲームボーイをやって気を紛らわしたかったが、両親からゲームをやることは認められず、その場にいることを強要された。
とはいえ、大人の話に入っていけるわけもない。子供好きの従兄弟もずっと筆者に構ってくれるわけでもない。親戚から話を振られても、「今いくつになったの?」というテンプレートの質問ばかり。親戚は酔っぱらっているため、同じ親戚から何度も年齢を聞かれることもしばしば。
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