だからこそ、『渇き。』でヌード強要をされた元女優や、中島監督作に関わった俳優やスタッフへの負担をかけない、二次被害にならない配慮を前提にしつつ、『時には懺悔を』の関係者には過去の問題に向き合い、声明を出してほしいと願うばかりだ。
それがなければ、少なくとも筆者個人は同作を観ることは絶対にできないし、それは映画業界や日本のエンターテインメント全般の信用にも大きく関わる、さらに深刻な被害や影響を及ぼす可能性がある。
時には懺悔を、ではなく、はっきりとした声明の上で、ここで「変わる」ことを、何よりも願っている。
<文/ヒナタカ>
【ヒナタカ】
WEB媒体「All About ニュース」「ねとらぼ」「CINEMAS+」、紙媒体『月刊総務』などで記事を執筆中の映画ライター。Xアカウント:@HinatakaJeF