どちらにしても、次が石丸の正念場になることは間違いない。
ところで、先日54歳の若さで亡くなった女優&歌手の中山美穂には3歳下の妹がいる。女優の中山忍である。
幼い頃、貧しい中で支え合った姉妹は、先に美穂がアイドルとして羽ばたき、それを見ていた妹も遅れて芸能界へ進んだ。
その忍が、姉の死後初めて新潮に心境を語っている。
美穂が残した部屋には、昔ながらの製法で作られた塩などの調味料があり、米も玄米しか見当たらなかったという。
猫が好きで、雄と雌の二匹を飼っていて、食器に限らずいろいろな猫グッズを集めていたそうだ。
美穂は、「お姉ちゃんはね、猫がいればそれでいいの」と常々いっていたという。
本棚には、サン=テグジュペリ『星の王子さま』やウィリアム・モリスのデザイン集、茨木のり子詩集などがあったという。
子どもの頃は一緒に過ごす時間が多かった。大人になってからも美穂は「忍を守ってあげる」といっていた。
12月12日に行われた葬儀に参列したのは30人に満たなかったそうだが、美穂の息子がフランスから駆け付け、10年ぶりに美穂との対面を果たしたそうだ。
だが母親はもう、息子を見つめることも、抱きしめることもできなかった。
妹は姉に最後の言葉をかけた。
「綺麗にして皆に見送ってもらえて、良かったね。お姉ちゃん、行ってらっしゃい。また会おうね」
美穂は短くても美しく燃え尽きたのだろう。
森ビルの社長は辻慎吾(64)というそうだ。その辻に、公私混同疑惑が持ち上がっていると文春が報じている。
まず、女優の吉瀬美智子(49)への思い入れが強すぎるというのだ。六本木の名物である「けやき坂イルミネーション」の点灯式に吉瀬が選ばれたが、これは辻が担当者に、「吉瀬を起用せよ」という下命があったというのである。
それだけならいいが、大きな問題なのは、麻布台ヒルズを建てるために周辺の地権者たちに仮住まいをしてもらっているが、麻布台ヒルズのレジデンスの工事が遅れに遅れ、地権者によってはすでに何十年も仮住まいをしている人がいるという。