これで国民民主党は反発。憤然と席を立ってしまった。

 玉木雄一郎は石破のリーダーシップを聞かれ、こう答えている。

「リーダーシップはないですね。百三万円の壁をはじめ、本予算をどう通すのかという政治的、政局的な問題を含めて、全部森山さん(裕幹事長=筆者注)に集まっている」

――蔑ろにするなら、本予算案には賛成しない?

「反対ですよ。当たり前です。政権の延命に手を貸すつもりは全くない」

――内閣不信任案も頭に?

「もちろんある。最後は選挙で『国民民主党に一票入れて、もっと引き上げるための力を与えてください』と」

 石破が現職でいられるのも時間の問題か?

 それでは石破自身はどう答えたのか。

――総理のリーダーシップが見えないという指摘も。

「リーダーシップを見せてどうすんですか。現場が一生懸命やっている時に。こっちはさ、国会をきちんと乗り切ることが大事でさ。宮沢さんは、よほどの人で税の専門家で我が党の税制会長で。そんな時に私がさ、リーダーシップとかいうものを発揮してどうすんの」

――国民民主党側は、自民党のガバナンスの問題とも。

「党首が勝手に色んなことを決めて、現場を無視することがガバナンスだと私は思わないです」

――独自色は?

「そんなことが一遍に果たせたら誰も苦労しない。自分はこれを言って当選したから党はこれをやるべきだなんて、うちはそんな党ではないんでね。だけど、それは防災庁にせよ、自衛官の処遇改善にせよ、地方創生二・〇にせよ、ここまでできたら、それでいいじゃないですか。これ以上、何ができるの? 少数与党で」

 これは断末魔の悲鳴のように聞こえる。これをいっちゃおしまいだというのがあるが、石破茂首相はもはや燃え尽きたな。

 早く誰かと代わって、ゆっくり煙草を吸いながら、本でも読んでたらいいのに。可哀そうになってきた。

 お次は西武ライオンズの源田壮亮(31)が“隠し玉不倫”をしているというお話。