待ち合わせ場所には、写真とはまったく別人の男性がやってきました。だいぶ若い頃の写真を登録していたようです。さらに相手の声が小さくて何を言っているかあまり聞き取れず、盛り上がりに欠けたままデートは終わりました。

◆婚活3年目、使うアプリの数だけが増えていく

またあるときは、「そこそこかっこいい1歳年下の男性」とマッチングしてデートをします。3回も続けてデートしたのは、その男性が初めてでした。しかし、告白されているわけではありません。思いきって「私のことどう思っているの?」と聞いたら、「友達としてしか見られない」と言われて、ショックでしばらくアプリをやめてしまいます。

スマホのマッチングアプリ
元々恋愛において自信がなかったのが、このできごとでさらにこじれてしまった美咲さん。「ブスだからダメなんだ」と自分を責めてしまいます。

その後もマッチングアプリでの痛い経験を繰り返し、26歳になったころには、Pairs、with、タップル、Omiai、Tinder、Dineなどの様々なマッチングアプリを使うようになっていた美咲さん。自分から積極的に「いいね」を送っていました。来た「いいね」をさばくだけの受け身な女性が多い中で素晴らしいと思いますが、やはり会えた相手はクセ強メンズだらけでした。

◆「結婚したいならアプリ使うな!」初対面の男に怒鳴られた

中でもひどかった1人は、見た目もカッコよく、コミュニケーションもしっかりとれる同年代男性。デートまでのステップもスムーズで、初デートは恵比寿にあるオシャレなレストランで食事です。

食事中にアプリ登録のきっかけの話題になり、美咲さんは「お付き合いする人とは結婚を考えている」と言いました。すると彼は態度を一変させ「結婚したいなら結婚相談所使えよ! 結婚したいのにマッチングアプリなんか使うな!」と怒り出したのです。

当時の美咲さんは28歳。結婚を視野に入れる方も多い年齢です。彼の“目的”と一致していなかったのかもしれませんが、これではあんまりです。