スーパー側も高価なレジシステムを導入したのに、「介添え」する従業員を付けるのは人手不足解消とは逆行します。
では、いったいセルフレジは今後どうなっていくのか? 理想は「ユニクロ」のように、商品が入ったカゴごとレジに置けば、瞬時に会計が済むシステムでしょう。しかし現実的なラインでは、レジ担当者が商品をスキャンして、お客さんがキャッシュレスまたは現金で支払って帰る、という「セミセルフレジ」が主流になっていくのではないでしょうか。
外食店ではセルフレジの使い方がわからず、店員に暴力を振るった事件も発生しています。また海外のスーパーではセルフレジのトラブルが多発したため、対面レジに戻す流れさえあるようです。
ただ、技術の進歩で今後は間違いなくセルフレジが主流になるでしょう。今はまさにその過渡期。AIレジがあなたに話しかけてくる日も近いと思います。便利さを享受するには、使う側の努力や慣れも必要です。これから出てくる新しいシステムを毛嫌いせず、自らその流れに乗っていきましょう!
24年は、これ以外にも「令和の米騒動」や「ディスカウントドラッグストアの台頭」など、スーパー業界を取り巻く状況が大きく変化した1年でした。25年も生活に直結する業界の変化に注目していきましょう。