さらに、私はそんなに常識的な人間でもないし、非常識なところもいっぱいある。だったら非常識だと思われたとしても何も変わらないなと思いました。それで、そのままショートパンツを履いて家を出ました」
――その後、ご近所さんの間で何か反応はありましたか?
marie「ないです。普通に『おはようございます』って言って終わりでした。もしかしたら何か言われていたかもしれませんが、私のところには届いていないので、結果的には何もなかったのと同じです。それから、少しずつ『○○じゃなきゃいけない』という思い込みを乗り越えていきました」
◆好きな格好でルンルンしていたら、何を言われても気にならない
marie「他人の目が怖いというのは、年齢を重ねていろんな人間関係で繋がっている世代に多い視点だと思います。その後、服装はかなり変わりましたが、面と向かって否定的なことを言われたのは2回くらいでした。
1回は数年前、夫に昔の写真を見せられて『髪型、こっちの方がいいんじゃない?』と言われたことです。もう1回は、数年前に一緒にPTAの役員をやっていた方とスーパーで会った時に、『ずいぶん雰囲気変わっちゃいましたね』って言われたことです。でも、その2回だけで、あとは何もありません。その2回も、『そうなんだ~』って流して終わりです。
それよりも、自分の好きな格好で子どもの学校行事に行くと『素敵だね』と言ってもらえたり、お買い物に行くと『おしゃれですね』と店員さんに褒めてもらえたりと、ポジティブな反応の方が多いです。私自身がその時、『この髪型大丈夫かな?』ってそわそわしていたら、夫や他人の意見に『やっぱり変なんだ……』と落ち込んだと思います。でも、私は自分の好きな髪型にしてルンルンしていたので、何を言われても気になりませんでした」
◆自分の軸でおしゃれをすると、服がついてきてくれる
――今日も「診断は無視した服を着ている」というmarieさんですが、どう見てもおしゃれで前向きなオーラが出ています! 髪型や服装を変えたことで、見た目以外の変化もあったのでしょうか。