スーパーに寄って「これが食べたい」って湧き上がる気持ちをストレートに再現したい

(2019年11月に発売した書籍には、共働き夫婦が活用したくなるレシピがたくさん)

――ブログやソーシャルメディアでもレシピや料理の写真をアップしている人が大勢いる中で、お二人が大事にしていることや意識している点はありますか?

SHINO :旬の食材を使うとか、「こういうときに食べたい」とシーンを連想させることは大事だなと思いますね。遅く帰った日の晩ごはんや金曜日の夜だからちょっとのんびりしたいなといったシチュエーション、「寒くなってきたから温かいもの食べたいよね」などの普段の会話をそのまま再現して伝えたいです。

Tatsuya :旬とか季節感は意識していますね。共働きだから帰りにスーパーに寄れるのも20時とか21時くらいになっちゃうけど、旬の食材ならスーパーも多めに仕入れていることが多くて時間が遅くなっても買えるし。先日出版した書籍『遅く帰った日の晩ごはん』のコンセプトと同様で、帰ってから20分くらいで作れたらいいなと思いますね。

あまり難しい食材を扱っても肩がこるというかしんどくなっちゃうし、自分たちのライフスタイルを反映したものなので自然体が一番かもしれないです。

――日々、発信し続ける中で義務感に陥ったりしたことはないですか?フォロワー数が多いと、プレッシャーもあるのではないかと思うのですが。

Tatsuya :1日1投稿はしたいねと話しているけど、どうしてもやらなくちゃいけないわけではないから、そのあたりはフラットに考えていますね。発信先はInstagramにこだわる必要もないし、動画で発信してもいいし、今らしくライブ配信でもいい。表現方法はたくさんあるから新しいやり方はどんどん取り入れてますけど、義務感はないですね。

SHINO :お互い残業でちゃんとしたものが作れなかったらスピード料理をアップすることもあるし、もう外で食べちゃおうって日もあります。そこは取り繕ったりしないで、ありのままでいいかなって思っています。

Tatsuya :たくさんの人にフォローしていただいているけどインフルエンサーみたいな意識は全然ないですよ(笑)!きっと僕らのライブ配信を見ていただければ、自然体なのが伝わるかと思います。

後編に続く

ぐっち夫婦プロフィール
Tatsuya(夫)、SHINO(妻)から成る夫婦料理家ユニット。共働き夫婦で料理家、SHINOは栄養士の資格も持つ。インスタグラム(@gucchi_fuufu)やホームページ「ぐっち夫婦の今日なにたべよう?」で日々の料理が楽しく、おいしくなるアイデアを発信している

『夜食以上、夕食未満。野菜多めで罪悪感なし 遅く帰った日の晩ごはん』 (KADOKAWA)が好評発売中。

提供・UpU

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