そして、こういうエキセントリックな人格破綻者たちに結を攻撃させることで、結の「困り顔」を引き出しているわけですが、ここにちょっとサディスティックな欲望を感じるんですよね。結を困らせたい、結は困っていればいい、その顔がいいんだ、その顔がいいんだよ環奈、そうだ、その顔だ、もっとその顔をくれ、環奈、いいよ環奈、もっと困れ環奈、環奈、そういう私欲を感じてしまうの。だって、別に困り顔のアップ、いうほど魅力的じゃないんだもの。もっといろんな表情、いろんな感情の起伏が見たいんだもの私たちは。ワンパターンの困り顔アップを毎週見せてくる理由がほかに思い当たらないんです。
きんも。
(文=どらまっ子AKIちゃん)