腕を組むのはどんな心理から?!
このように、胸を隠すように腕を組むしぐさをするというのは、自分の目の前にいる人からは、自分に対して警戒心を抱いているという印象を与えさせてしまうものです。
だからこそ、スポーツの試合の前には、相手を威嚇するような目的で、腕を組むポーズを選手が取ることが多いのでしょう。
しかし、やはり日常を生活の中で、胸の前で腕を組むというしぐさをしてしまう事は、人間関係を構築していく上で、どうしても相手にいい印象を与えるものではありませんよね。
しかし、それでも腕を組むしぐさが癖になってしまっているとの人というのはたくさんいます。
腕を組むしぐさが癖になってしまってる人の心理というのは、いったいどういったものがあるのか、後から見ていきたいと思います。
【腕を組むしぐさの心理①】自己防衛
腕を組む人の心理の1つ目は、自己防衛です。
無意識のうちに気がつくと胸の前で腕を組むことが癖になってしまっている人は、心理的に自然と自分を何かから守ろうという意識が働いているのだと考えられます。
また、腕を組むことが癖になっていない人でも、、交渉の場にいる時などに、相手の意見に同意できないときに、自然と腕を組む仕草をしていたら、口では相手に同意しているようなことを言っていたとしても、無意識のうちに自分の中の何かを守ろうという意識で、腕を組んでしまうことがあります。
自分に対して、オープンマインドで話をしていてくれた人が、話はそのまま続けながらも、徐々に腕を組む仕草を始めたら、それはあなたに対して自己防衛本能が働いて、警戒心を抱き始めたという証拠かもしれません。
それ以上話を進める前に、いったんその場をお開きにして、今後の対策などを練る必要があるかもしません。
【腕を組むしぐさの心理②】拒絶
腕を組む人の心理の2つ目は、拒絶です。
人は、相手の存在や、相手の意見を拒絶したいときに、無意識のうちに目の前で腕を組んでしまうものです。
やはり人間というのは、相手のことを受け入れがたいと感じた時に、自然に心臓を守ろうとするものなのでしょうか。
喧嘩や言い争いが始まると、腕を組み始める人が多いのは、相手の言うことを拒絶したり、拒否したいという感情があるからだと言われています。
会議や交渉の場などで、プレゼンしている途中で、その場にいる人が、難しい顔して腕を組み始めたら、あなたが発表している内容には同意することができない、と言う拒絶や拒否の感情が無意識のうちにあらわれていると考えてもいいでしょう。
【腕を組むしぐさの心理③】不安
腕を組む人の心理の3つ目は、不安です。
人は、不安な気持ちになる、自然と胸を守るために、腕を組むというしぐさをするのです。
不安な気持ちを抱くと、私たちはどこかで、心細くて身の置き所がないような気持ちになるものですよね。
そんなときに、胸の奥底に渦巻く不安な気持ちを抑えるために腕を組む人もいます。
またそんな自分の不安な気持ちを周囲の人に悟られまいとして、腕を組むしぐさをする人が多いようです。
病院の待合室や、受験の会場の前に、腕を組んでいる人が多いというのも、病気や受験と言う大きな不安を抱えている人達が、その不安を胸の奥底に押し込めるために腕を組んでいるのか、そんな不安を他の人に見せないようにして自分を奮い立たせるために腕を組んでいるのか、どちらかでしょう。