見た目こそかなりパンチのきいた味わいに見える「ブラックらーめん」ですが、その実態はかなりマイルド。

 塩気がちょうどよく、魚介系の出汁を感じるスープに、柔らかめながらももちもちとした食感の麺、若干パサつきが気になるものの、値段を考えれば十分合格点のチャーシューが一つにまとまり、さっぱり系のおいしい一杯となっています。

 ブラック系ラーメンの代表格として知られる「富山ブラック」よりも味付けがマイルドなことで知られる「郡山ブラック」ですが、こんなにさっぱり系なのか……と驚いてしまいました。

 もちろん、この「ブラックらーめん」はあくまでも「郡山ブラック」をモチーフにしたものであるとのことなので、実物はまた違うのかも知れませんが、機会があればぜひ本物を食べてみたいな、と思わせるだけのおいしさがあったことは確かです。

調味料は酢、白胡椒が◎

 続いては「ブラック素らーめん」。こちらは「ブラックらーめん」からチャーシューを抜いたものですので、味についてはほぼ同じです。せっかくなので、卓上調味料と「ブラック素らーめん」の相性を確かめてみることにしました。

「幸楽苑」の卓上調味料。しょうゆ、酢、ラー油、白胡椒がありました(写真:サイゾーウーマン)
「ブラック素らーめん」としょうゆ(写真:サイゾーウーマン)
「ブラック素らーめん」と酢(写真:サイゾーウーマン)
「ブラック素らーめん」とラー油(写真:サイゾーウーマン)
「ブラック素らーめん」と白胡椒(写真:サイゾーウーマン)

 まず、しょうゆは塩気に足されることで、パンチが強い尖った味わいになります。個人的にはそのままのほうがまろやかで好きですが、濃口が好きな人にはアリかもしれません。

 酢はかなりさっぱりした味わいになり、個人的には◎。途中から味変を行う分には悪くないと思います。

 ラー油はおいしくなりそうに思えましたが、強い風味でラーメンの味のバランスが崩れてしまい微妙。白胡椒は、想像通りあっさりとした味わいに好相性で、鉄板のおいしさでした。

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