消えてしまいたいと言われたときの対処方法 (1)伝える
相手は「消えてしまいたい」という感情を自分に伝えてくれたので、まずは自分がその言葉を聞いてどのように感じたのかを伝えましょう。おそらく、伝える感情は相手のことを心配するような内容の言葉になるでしょう。嘘、偽りなく自分の気持ちも伝えましょう。
消えてしまいたいと言われたときの対処方法 (2)尋ねる
「消えてしまいたい」というような強いネガティブな感情に触れると、自分の感情までネガティブの方向に引っ張られる可能性があります。なので、できれば触れたくはないと思うことが人の心理としては自然です。
しかし、「消えてしまいたい」という感情の原因を探らないことには、解決には向かいません。相手は心理的に追いつめられた結果、相談に踏み切っているはずなので、相談された側はその気持ちを受け止めてあげる必要があります。原因を知るために、向き合って話をしましょう。
消えてしまいたいと言われたときの対処方法 (3)聞く
誰に話しても解決しないと思っているのであれば、「消えてしまいたい」ということを誰かに相談するようなことはないでしょう。現状を何とかしたいと思っているからこそ、他人に相談するのです。このとき、相手の心理状態は不安定です。あまり無理なアドバイスをすることは逆効果になることもあるので、聞き役に徹することを心がけましょう。
誰かに悩みを打ち明け、話すことだけでも気持ちは少し楽になります。具体的な解決方法はすぐに見つけて実行するのではなく、ゆっくりと相手のペースに合わせましょう。
消えてしまいたいと言われたときの対処方法 (4)目を離さない
「消えてしまいたい」と思っている人は、いつ「死にたい」という気持ちにスイッチするかわかりません。なので、目を離さないように注意しておく必要があります。実際は目を離さないということは不可能なので、できるだけ1人にしないようにしたり、自傷行為ができる物、連想するような物をさりげなく隠したりなど、常に相手への注意を切らさないようにしましょう。
素人では対処できる範囲に限界があるので、できれば早い段階で医療機関に相談する方が好ましいです。
無理は続かない
仕事のプレッシャーやミス、失恋や人間関係などが原因で「消えてしまいたい」、「死にたい」と思ってしまう人がいます。このような人たちは基本的に頑張り過ぎています。他の人はもっと頑張っている、自分はもっと頑張らないといけないと自分で自分を追いつめていきます。
しかし、人にはそれぞれのペースがあります。他人のペースに合わせることが良いことのように思われていますが、それは自分のペースではありません。無理は続きません。体も気持ちも適度に休ませてあげましょう。