仕事のミス、失恋や人間関係などで「消えてしまいたい」、「死にたい」と思ってしまう人がいます。このようなことを思ってしまう人はうつになってしまう可能性があります。そのような状況に陥らないように「消えてしまいたい」、「死にたい」と思ったときには対処が必要です。
消えてしまいたいと思うのは鬱かも?
人生にはいろいろあります。楽しいこともあれば、辛いこともあります。ときには、辛いことばかり起こったり、強烈な不幸に襲われたりします。そんなときにメンタルの強い人は気丈にふるまうことができますが、そうではない人もたくさんいます。
そのような人は、辛いことで気持ちが疲れた状態が続くと、消えてしまい、死にたいという気持ちになってしまうこともあります。場合によってはうつ状態になってしまうこともあります。このような状態になってしまうには、仕事のプレッシャーやミス、失恋や人間関係など、様々な原因があります。このような気持ちに陥ってしまった人は気持ちを直す方法はあるのでしょうか?
消えてしまいたいと思うとき
仕事のプレッシャーやミス、失恋や人間関係など、世の中には人の気持ちを疲れた状態にしてしまう要素に溢れています。これらの要素はストレスの発散や、仕事や恋愛に対する向き合う方法などで、適度に散らしてあげないと心理的に追いつめられてしまいます。
仕事もプライベートも何事にも全力で向かう人がいます。メンタルの強い人であれば、いろいろな物事と向き合うことができるのですが、中には自分の許容範囲を越えてまで頑張ってしまう人がいます。このような人は、体と気持ちに負担をかけ過ぎています。負担のかかった状態のままでは、体と気持ちはいつか疲れた状態に陥ってしまいます。
さらに体と気持ちは疲れた状態を、そのまま放置していると、「自分には何もできない」、「自分には価値がない」などと思うようになります。その結果、「もう消えてしまいたい」、「死にたい」と思うようになってしまいます。さらに、状態が酷くなるとうつ状態になってしまいます。
「消えてしまいたい」と「死にたい」の違い
気持ちが疲れた状態になってしまったり、うつ状態になってしまうと「消えてしまいたい」、「死にたい」と思ってしまう人がいます。この2つは似ているようで、少し意味が違います。
「死にたい」というのは、命を絶つことを意味します。ここまで生きてきたことを全て捨てることになります。それは自分を生んでくれた両親や、周囲の友人、お世話になった人などを悲しませ、迷惑をかけることになります。そのようなことを考えたうえで、それでも死にたいと思うのであれば、よっぽど気持ちは疲れた状態になっています。このままうつ状態になってしまうと、実行してしまう可能性もあるので危険な状態です。
一方で、「消えてしまいたい」と考える人は、上記で述べたような人たちに迷惑をかけたくないと思っています。自分が死ぬことで周囲に迷惑がかかることが嫌なので、自殺ではなく、みんなの記憶から自分が消えることを望みます。「消えてしまいたい」と思うタイプの人は自殺はしませんが危険な状態であることには変わりありません。死ぬと迷惑がかかるので、急に消息を絶ってしまう人もいます。
どこにいったのかわからず、連絡も取れなくなってしまいます。消息を絶ったあとは、自殺したと勘違いされると迷惑がかかるので、急に電話がかかってきたり、宛先不明の手紙などで急に連絡がくることがあります。しかし、自分から連絡はしますが、相手からの連絡には応じないことが多いので、居場所を特定することが難しいです。
消えてしまいたい気持ちは悪化する
「消えてしまいたい」と「死にたい」は少し意味が違います。「消えてしまいたい」と思っているうちは命まで絶つことがないので、まだ「死にたい」と思っている人よりも気持ちの傷が浅く思えます。しかし、そんなことはありません。
先に述べたように、急に消息を絶って本当に消えてしまう場合もあります。また、気持ちに疲れた状態であることにはかわりないので、何かをきっかけにして、うつ状態へスイッチしてしまうこともあります。うつ状態になってしまうとネガティブな感情は急速に強まり、「消えてしまいたい」から「死にたい」という気持ちに切り替わってしまうこともあります。
中には「消えてしまいたい」と「死にたい」を同じ意味で使う人もいます。なので、「消えてしまいたい」という言葉だけを聞いて、勝手にその人は死にたいと思っているわけではないと判断してしまうと、手遅れになってしまうこともあります。慎重に判断するべきことなので、言葉ではなく相手の心理状態を見て、言葉の意味を理解する必要があります。