「東京コミコン2023」では来場者が8万人を超えました。ここまでイベントが成長するのには、どのような要因が貢献したと考えますか。
すぴ:やっぱり、コミコンのことを取り上げてくれるメディアが増えましたよ。その影響で「コミコンって何??」と思う人が増えてきて、コミコンの市民権・知名度が上がってきたなと感じます。
すぴ:それから、セレブブッキングチームが「本当にこんな人呼べるんだ!」という人を呼んでくれるのも強みだと思います。おかげでコミコンは大きく盛り上がって、海外映画・ドラマファンにとって本当に夢みたいな空間になっていると思います。
長い歴史と変化を経て、ついに迎える通算10回目「東京コミコン2024」。今後目指すところはどのようなものでしょうか。
すぴ:先にも言ったとおり、当初コミコンは「海外のコミコンに追いつけ、追い越せ」という姿勢だったので、アメリカのコミコンをいかに日本にトレースするかを重視してきましたが、それはある程度できてきたと思います。
すぴ:なので今後は日本のコミコンの独自性として、ハリウッド映画の人気を支えるひとつの拠点にしていくだけでなく、日本のIPなども紹介できる場にしたいです。たとえば日本映画や日本の配信ドラマをフィーチャーするコーナーを作ったり、日本発で世界を目指しているような人々、コンテンツを呼ぶことでコミコンをさらにグローバルなものにしていきたいと思っています。