髙石あかりは2025年後期NHK朝ドラ『ばけばけ』のヒロインに選ばれ、伊澤彩織は俳優として出演した音楽映画『ザ・ゲスイドウズ』が来年2月に公開されることが決まっています。2人が再びコンビを組む機会は当分先になるでしょうが、さらに成長した2人が再共演するための場所、安心して戻ってくることができるホームグラウンドとして『ベビわる』の世界を終わらせなかったのかもしれません。
回収されなかった伏線と予告された続編
全12話で描かれた『ベビエブ』ですが、1本の放映時間が26分だったこともあり、TVシリーズでは回収できなかった伏線も残っています。ちさとの実家で完全休日を過ごした第7話で、今度はちさとがまひろの実家を訪ねるという約束です。格闘スキルに優れたまひろに多大な影響を与えた深川一家の物語は、それだけで充分一本の映画になりそうです。
最終話に登場し、日野を「粛清粛清」した常岡(山口祥行)とちさまひとの決着戦は、『ベビわる』ファンなら誰もが期待しているはずです。オリジナルビデオシリーズ『日本統一』で人気の山口祥行を最終回に登場させたのは、『ベビわる』続編の可能性があることを、阪元監督が示唆したものと思っていいんじゃないでしょうか。その際は、現在も池袋シネマ・ロサなどでロングラン公開中の『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』で入鹿みなみ役を好演した前田敦子がどう絡むのかも楽しみです。
2025年3月に『ベビエブ』ブルーレイ&DVDボックスがリリースされることが発表されていますが、願うならば「風林火山編」「ジョブ・ローテーション編」を再編集した上で二本立て上映してほしいところです。そして、『ベビわる』完結編もぜひ劇場公開してほしいと、ファンは願っています。
完結編のちさまひはどんなアクションを見せ、どんな関係性になっているのか。そんな未来をファンたちが語り合い、日常生活を送ることができれば最高じゃないですかね。