転職に適したタイミング:採用活動の時期
企業が出す求人数が多ければ、転職に成功する確率も当然高くなります。
そのため、企業が採用活動を行うタイミングや求人数が増えるタイミングから転職時期を検討する方法も良いでしょう。
大手企業の求人マーケットについて
大手企業の求人数が増えるタイミングは、賞与の時期と人事異動の時期です。
人事異動が行われる4月と10月前後、賞与を受け取ってから退職する従業員が多いことから1月と7月前後は求人数が増えるため、大手企業の採用活動が行われる可能性が高いです。
しかし、近年では賞与や人事異動の時期を問わず求人数が多く、時期による求人数の変動は少なくなっていることが特徴です。
転職計画が明確になったタイミングや、他に興味がある仕事や、会社を明確にできたタイミングで転職活動を始めても良いでしょう。
中小企業の求人マーケットについて
中小企業の場合も、賞与受け取ってから退職する人が多いです。
仕事の引継ぎを行わなければならないため、賞与の前に人員を採用する傾向があります。
業績が良い中小企業は人員不足なため、賞与の時期だけではなく1年を通して活発に採用活動を行っていることもあります。
そのため、常に求人をチェックし、魅力的な企業を見つけたら応募してみると良いでしょう。
転職に有利なタイミングと不利なタイミングはない?
企業が求人を多く出す時期と、求人をほとんど出さない時期があるという印象を持つ方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際には人員が不足した際に求人を出すため、基本的に時期による求人数の増減はほとんどないといえます。
特に技術職や営業職の場合には1年中求人が出ており、時期やタイミングを問わず採用する企業もあります。
求人数を重視して転職するタイミングを決定する必要はないため、自分にとって最適なタイミングを見極めて早い段階で行動しましょう。
転職を決めたら、興味を持った企業の求人を常に確認することも大切です。
年末年始は転職に適したタイミングなのか
年末年始は翌年の採用に向けて求人数が増えるため、転職活動に最適なタイミングだといえるでしょう。
しかし、お正月は挨拶回りをするため忙しくなる企業が多く、面接を受ける際には企業側のスケジュールを確認しておくことが大切です。
なお、12月年末まで同じ会社で働いていたり、年内に転職先が決定したりすると企業が年末調整を行います。
しかし、年末調整の前に退職し、転職先が見つからずに無職の状態で年を越すと、自分で確定申告をする必要があります。
年末調整や確定申告などの手続きの手間を考慮すると、年を越さずに転職をしたほうが良いでしょう。