沖田さんの「今年は『インフォーマ』で締めくくってくれたら、ありがたいです」という言葉でスタートしたプレミアイベント。

 それを受けて、座長である桐谷さんは、「スタッフ、キャスト一丸となって本当にパワーのある作品ができました」と自信をのぞかせた。続いて佐野さんが「海外の撮影も含めて、なかなかできない経験ばかりだった。この熱い作品が皆さんに届くことを願っています」と語り、池内さんは「4話まで先に見させてもらいましたが、めちゃくちゃおもしろいです」と断言した。そして、本作に脇役として出演することが話題となった二宮さんは「前作のおもしろさに圧倒されて、酔い続けた『インフォーマ』に出させていただくのは光栄」と、モチベーションの高さをうかがわせた。

 その二宮さんは、あるインタビューで『インフォーマ』への出演は、桐谷さんからの直接オファーがあったから受けたことを明かしている。二宮さんは『インフォーマ』ファンではあるが、他のドラマの撮影スケジュールとの兼ね合いもあり、本来はオファーを受けられなかったが、親友でもある桐谷さんに「高野っていう役はニノしかありえへんねん」と説得され、承諾したというのだ。

 結果、二宮さんにとっても新境地ともいえる役どころになったのではないだろうか。ここまでの放送回では、有能な警察官僚である高野を淡々と演じているが、彼は明らかに「正義」とは異なる薄暗い影をまとっている。その存在が今後の展開の鍵になることは間違いないだろう。

 桐谷さんが直接、二宮さんを口説いたことでもわかる通り、今回の続編は、制作陣のみならず、キャストたちの強い意欲が相まって実現したようだ。

 続編について、沖田さんが「おかげさまで、シーズン1はNetflixのドラマランキングで2位を獲得しましたが、藤井さんとも『次は1位を取らなくては』という話になって、すぐに動き出しました」と舞台裏を明かすと、これに呼応するように桐谷さんは「まだ続編が決まる前、シーズン1のキャンペーンで、(佐野)玲於とラジオで共演したのですが、そのとき、続編をやるとしたら、木原とポンコツが東南アジアを歩いているのが目に浮かぶね、みたいな話をしていたんです。そうしたら、(藤井さんから)『次はタイでやりませんか?』という話が来ました」「夢が叶ったと思った」というエピソードを明かしている。