だが、須藤は、捜査段階の取り調べで「覚醒剤を買ってもいないし、買おうともしていない。何も知らない」と供述していたのだ。
須藤はこう釈明したそうだ。
「社長に頼まれたと言っても、信用されないと思いました。(中略)その当時から人殺し扱いされていましたし、言えばどうなるか分からなくて怖かった」
検察側の被告人質問では、こんなやりとりもあったという。
――野崎さんは覚醒剤を何に使うと思った?
「特に何も。私はお金がもらえればよかったので。『キメセク』(覚醒剤を使用した性行為)ですかね」
—――それはあなたと?
「私とはしない約束なので」
――あなたと性的な行為をしたいと思ったのでは?
「社長の周りに女はいっぱいいますから。その中の誰かとじゃないですか。私は言われても断ります。私には関係ないです。勃ったところで、セックスはしません」
これだけ法廷で赤裸々なことがいえる女性はそうはいないだろう。
この事件には物証が何もない。状況証拠だけで、このしたたかな須藤を有罪にできるのか? 検察側は自信が揺らいでいるのではないか。
疑わしきは罰せず。冤罪をつくってはならないこというまでもない。(文中敬称略)
【巻末付録】
今週はポストだけ。
「ののかっぷは100センチ! 世良ののか」「有栖未桜 麗しの曲線美」
ポストもグラビアがあっさりしてきたね。ヘア・ヌードも終焉に近いのかな。ちと寂しいが……。