1月12日より、映画『カラオケ行こ!』が公開している。
原作は、1巻完結ながらも累計60万部を突破した和山やまによる同名人気コミック。本作のメインキャラクターは、ヤクザの成田狂児(綾野剛)と変声期に悩む合唱部部長の岡聡実(齋藤潤)のふたり。狂児は組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避すべく、なんとしても歌を上達させなければならない。そこで、合唱コンクールで目をつけた中学生の聡実に歌のレッスンを依頼。年齢や社会的立場を超えた奇妙な関係を育んでいく。
この映画はいわゆる原作の実写化ではなく、“映画化”を目指した作品だという。まさにその言葉が腑に落ちる内容で、とくに原作ファンにこそおすすめしたい作品となっている。本稿では、その理由を書き記しつつ、魅力を語っていきたい。
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