◆登山中はペットボトルしか持ったことない
「それに毎回ご飯もすごいんですよ。山の上に大きいコンロや炭火のBBQセットを運んでくれて、高い和牛のステーキを焼いたり、車エビとほたてのアヒージョを作ったりとか。フランスパンと、お取り寄せしたバターにワインとかも用意してくれて。
火が使えない場所だったら、峠の茶屋とか現地のごはんどころで、フルコースかっていうくらい好きなものを食べさせてくれる。もちろんおごり。頼んでないのに……(笑)」
この、「頼んでいないのに」は吉村さんの口ぐせだとか。とにかく至れり尽くせり状態で、「登山中の荷物は全部男性たちが分担して持ってくれるので、ペットボトルしか持ったことがない」そう。
さらに、「お気に入りの可愛い登山靴に、泥がつくのがいや」という理由で、にわか雨が降ったあとは男性に“おぶられて”登山をしたとか。
「一体なんで山にきた?!」と喉まで出かかった言葉を飲み込み、取材を続けます。
◆山までの道のりも「姫はゼロ円」
姫の特別扱いは、登山にかかる交通費も例外ではありません。
「え、だって新幹線や飛行機を使うわけじゃないし、道路走るのってそこまでお金かからないじゃないですか(笑)。車は誰かが出してくれるし、ガソリンだっていつの間にか入れてくれているから、まあいいのかなって。割り勘したら微々たる額だし。でもこっちが頼んでるわけでもなくて、勝手にやってくれてることですからね。だから特別お礼とかは面倒なのでしていません」
それこそ、ちりも積もれば“山”となるのですが……。
しかし、最近吉村姫を頂点とした登山サークルのヒエラルキーに、ある異変が起きているそうです。ズバリそれは、“姫の新旧交代”劇です。
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