◆「敵認定」でSNSブロック
陰謀論でもカルト的な集団でも、批判されるとかえって内部の結束が固くなるというのはあるあるだが、文春砲もそうした働きにひと役買っていたようだ。
「そのとき私はのぶみ氏について特に何もコメントしなかったのに、積極的に擁護もしなかったからでしょうか。それとも、こいつは違うという雰囲気が出ていたんですかね? なぜか関係者数人からSNSでブロックされました」
晴子さんの地元には、のぶみ氏の絵本があふれている。「ママおば」を子どもに読ませたくない、と思っていても、どこかしらで触れてしまう。マルシェでは、のぶみ氏の作品のキャラをモチーフにしたグッズが売られていることもある。
「すごく身近にあるものなんで、まるでメジャーなキャラものみたい。子どもたちが親しみを覚えてしまわないといいのですが」
のぶみ軍団の多くは、“のぶみ氏の支援者である土地の有力者を支持したいから”という人が多いものの、なかには氏の発言を鵜呑みにすることで、トラブルにつながることもあった。
こんなエピソードもある。よく泣く子どもに困り果てたママに、のぶみ軍団のひとりがこう言ったのだ。
「この前Instagramで見たんだけど、赤ちゃんが泣く理由で一番多いのは、ママと一緒にいたい! なんだって。もっと遊んであげなくちゃ」
【こちらの記事も読まれています】